障害の有無に関わらず みんなが遊べる場所 「インクルーシブひろば ベル」がオープン

更新日:令和3年7月1日

交流スペース
スヌーズレンルーム 休憩スペース 施設外観

 子どもたちが障害の有無に関わらず一緒に遊ぶことができる施設「インクルーシブひろば ベル」(品川区戸越6-16-14)において、令和3年7月1日(木)から交流スペースの開放が始まりました。

 同施設は、医療的ケア児が全国的に増加している現状に鑑み、医療的ケア児を中心に、障害のあるお子さんとそのご家族がインクルーシブな環境で安全・安心に過ごせる場を提供し、保護者の孤立感を軽減するなど、地域交流を通じた仲間づくりや情報交換等の促進を目的に開設。障害のあるなしに関わらず、子どもがたち一緒に遊ぶことができるほか、常駐の保育士や看護師などの専門スタッフに育児に関する相談をすることも可能になっています。
 施設は今年4月に開設。今までは新型コロナの影響でオンライン相談のみを実施していましたが、今後は事前登録・予約制で利用人数を制限しつつ一般開放を行います。

 施設内には、障害児用のおもちゃなどを揃えた交流スペースのほか、暗い室内で光や音によるリラクゼーションや刺激を体感できるスヌーズレンルームも併設しており、医療的ケアの専門知識を有するスタッフなどに相談もできます。
 施設内には、自分で座ることのできない子のための座位保持椅子や足こぎ車椅子なども配置されています。

 区は、施設の運営を認定NPO法人フローレンスに委託。同法人の森下施設長は「障害のある子もない子も気軽に立ち寄れて、保護者の同士の交流も活発に行われるような施設にしたい」と話していました。

 営業時間は平日の午前10時~午後5時。利用料は無料で、事前登録制です。