手話で楽しむ能狂言鑑賞会を開催

更新日:令和3年8月22日

手から白い糸を出している演者
能の舞台 正面 客席と能の舞台 能を行う3人の男性
能の舞台 お面をかぶった人が手話を交えて演技 手から白い糸を出す演者 土蜘蛛が手から白い糸を出す演出を見つめる観客たち
能の舞台 正面男性 能を手話で同時通訳する女性 土蜘蛛の手話原稿

  “手話”で楽しむ能狂言鑑賞会が令和3年8月22日(日)、十四世喜多六平太記念能楽堂(上大崎4-6-9)で開催されました。

  このイベントは、東京2020 NIPPON フェスティバルと区の共催プログラムで、インクルーシブNIPPON Shinagawa発 2020能・狂言特別公演の一環として開催。
 障害の有無、年齢や国籍に関わらずあらゆる人が出会い、ともに楽しみ、新たな価値を発見する共生社会の実現に向け、日本が世界に誇る伝統演劇である能楽の、インクルーシブな可能性を品川区から世界に向けて発信しました。

 狂言では、日本ろう者劇団の皆さんが、お茶を挽きながら居眠りする太郎冠者(たろうかじゃ)に次郎冠者(じろうかじゃ)がいたずらをする「簸屑(ひくず)」を演じ、動きに合わせて三宅流狂言会のみなさんがアテレコしました。
 能は、手から白い糸を出す派手な演出が人気の「土蜘蛛(つちぐも)」を上演。手話同時通訳のみならず出演者自らが手話を交えて役を演じました。

 観覧した皆さんは手話狂言・手話能を堪能し、「分かりやすくて面白かった」「手話とのコラボレーションが素晴らしく、迫力があって見ごたえがあった」などと感想を述べていました。