東海中学校 心をみがく伝統行事”ふきそうじ”実施

更新日:令和3年10月4日

生徒と一緒にふきそうじをする先生

  雑巾で己を書く生徒 ふきそうじの様子真正面 教師よりふきそうじの説明を受ける生徒
  真剣なまなざしで拭き掃除を行う生徒 己を磨く生徒 教師の話を聞く生徒

 東海中学校(東品川3-30-15)で、令和3年10月4日(月)に同校の伝統行事"ふきそうじ"を7年生4クラスで実施しました。

 この行事は勉強や成績、運動能力といった条件を取り外して、みんなが同じことを行うことを目的に始まった東海中学校の伝統的な行事の一つ。学期ごとに1回、全学年で行われています。
 ”ふきそうじ”は、”己”という文字をぞうきんで床に書くことで、”床をみがく”とともに"己をみがく"ことにつなげてもらいたいという思いがあります。
 生徒同士が協力して行う年や、個人個人で集中して取り組む年もありますが、今年は自身の前で”己”という文字をぞうきんで書く形式で取り組みました。

 担当の教員は前半4分間は入学してから半年間の自分自身の活動を振り返りを、後半5分間は今後の自分をどうしたいかを考えながら行うよう生徒に伝えました。

 学年主任は 「この授業を通して、思いやりのある人たちになってほしい。思いやりを持って行動するには、少し我慢してやることが必要となる時がある。"ふきそうじ”という少し我慢がいることをみんなで取り組むによって、ちょっと我慢したらできた、という思いを抱いてもらって個人の活動につなげてもらいたい」と思いを述べました。

 取り組んだ生徒は 「一学期で"己"をみがいたときは長く感じて、ちゃんとみがけてないなと思った。今回の前半は体感30秒ぐらいで短く感じ、達成感を感じた」「今までも、過去も未来も深く考える時間をあまり設けたことはなかったが、"ふきそうじ"を活動をしてみて、これからもっと頑張って成長していかなければいけないなと思った」などと話していました。