SDGsでまちづくり 冨士見台中学校で特別授業

更新日:令和3年10月18日

ロールプレイをする生徒たち
講師の木村さん 話し合ってサービスを決める 講師の柳沢さん
小澤教授のブースで買い物をする生徒 生徒同士でサービスの売買 生徒の話し合いを見守る杉本さん
商品データシート 生徒同士で振り返り 班ごとに代表生徒が発表


 特別授業”SDGsでまちづくり ~成功の秘密はプロジェクトマネジメント~”の第3回が、令和3年10月18日(月)に冨士見台中学校で行われ、9年生67人が参加しました。

 この特別授業は、生徒たちにSDGs(持続可能な開発目標)への理解を深めてもらうこと、地域に根差した環境支援サービスを考案し、プロジェクトを立ち上げ、品川区の地域課題の発見につなげることなどを目的に行われました。

 講師は、SDGsを見据え、ICTと教育・学習環境の接点をテーマにした活動を行っている有限会社ラウンドテーブルコムの柳沢 富夫さんと木村 京子さん。以前よりSDGs関連のイベントなどで交流のある立正大学心理学部教授の小澤 康司さんと社会福祉法人 空のいろの杉本 将輝さんもサポート役として参加しました。

 生徒たちは、第1回・第2回の特別授業でSDGsの概要やプロジェクト内容の可視化について学び、この日の第3回では具体的に自分たちで地域経済を意識したSDGsの商品・サービス開発に着手。まず班ごとに分かれ、どんなサービスを提供するか、またそのサービスによってSDGsのどの目標にどのように寄与できるかを話し合いました。
 提供するサービスを決めた後は、サービスを提供する側と購入する側の2チームに分かれ、あらかじめ付与された”地域通貨”を使い、自分の利用したいサービスを自由に選んで購入する買い物タイムがスタート。買い物をしながら、そのサービスに付随する”SDGsポイント”を溜めていきました。

 買い物タイム終了後は班ごとに、サービスが購入された数と、溜めることができたSDGsポイントを発表。サービスがより購入されるためにはどうすれば良かったのかなど、振り返りが行われました。

 授業を終えた生徒たちは「SDGsは遠いものと思っていましたが、実は自分の身近なところで関係することが多いということを知り、考えさせられました」「地域のキャラクターを活用したエコバッグを提供したり、ごみ拾いをするとスタンプがもらえて、そのスタンプに応じた景品と交換できるというサービスを考えました。どうやったら社会貢献になるようなサービスに興味を持ってもらえるかを考えさせられ、とても勉強になりました」と感想を話していました。