多文化共生講座研修「聞かせて!外国人の品川ぐらし」を開催

更新日:令和3年11月4日

研修の様子

パネルディスカッションの様子 受講している様子 日本での生活を話している様子
パネリストの様子 講習会資料 日本での生活を話している様子 

 区は、令和3年11月4日(木)、多文化共生講座研修「聞かせて!外国人の品川ぐらし」を実施し、区職員が受講しました。

 ”品川区民の30人に1人が外国人”このような状況のなか、文化や習慣が異なる外国人が同じ地域で一緒に暮らしていくために、区職員はどのように対応していくのかを知ることを目的に実施。窓口や業務などで外国人と接する機会が多い部署の職員などが受講しました。最初に「多文化共生とは何か」をテーマに、ひらがなネット株式会社の戸嶋代表取締役が講演。外国人と日本人の暮らす上で感じていることのアンケート調査をもとに、多文化共生には、多様な考えがること、協力し合える社会が必要なことなどが伝えられました。
 また、役所の手続き方法では、外国人は、申請書の手続きが難しいと感じてることが伝えられ、”敬語・丁寧言葉より「やさしい日本語(※)」や''文字だけでなく絵で分かりやすく''などのアドバイスもありました。

 後半は、カナダ、ベトナム、タイをルーツにもつ在住外国人3人(うち2人は区内在住)をパネリストを迎え「パネルディスカッション」を実施。
 外国人パネリストが日本で困ったことやうれしかったことなど、日々の生活について紹介しました。
 職員から「区役所や地域にこうしてほしいと思うことはありますか」という質問には、「地域のイベントに参加してみたい。周知ポスターなどにやさしい日本語や英語も入れてほしい」「申請手続きの際、漢字が読めない。フリガナがあれば調べられるので、読みのフリガナもつけてほしい」などの回答がありました。

 最後に、パネリストは「イベントなどで一緒に活動できる機会があればもっと日本人と外国人がつながると思います」「ごみの捨て方など、何か間違った行動をした時などは、知らないだけなので教えてください」と伝えました。
 受講した職員は「外国の方が生活する上でどのように感じているかを知ることができました。職場に戻って今日学んだことを周知したいと思います」と話していました。

(※):「やさしい日本語」とは、外国人にも分かりやすい表現にした日本語です。