小山台小学校 フルート演奏会 体験授業実施

更新日:令和3年12月7日

会場広め
フルート演奏を聞く子供たち プロフルート奏者 綱川さん 拍手する子供たち
アヴェマリアをうたう音楽担任 綱川さんと音楽担当 鬼滅の刃と聞いて喜ぶ子供たち

 全盲のプロフルート奏者 綱川さんによる「フルート演奏会」が令和3年12月7日(火)、小山台小学校(小山台1-18-24)で行われました。

 この演奏会はオリンピック・パラリンピック教育の一環として、フルート演奏を聴き、音楽に親しむことと、全盲の綱川さんの話を聞くことで障害のある人のことを知り、一人ひとりの人権について理解を深めることを目的として実施しました。   

 綱川 泰典さんは、10歳よりフルートを始め、音楽を通じてバリアフリー交流を目的とした障害者中心の音楽家集団「Team AURORA(アウローラ)」のメンバーとして演奏活動を展開。リサイタルやコンサートの企画、全国各地での演奏を行う一方、カーネギーホールやウィンザー城での演奏など海外でも活躍しています。

 1、2年生の演奏会では、初めに「小さい秋見つけた」などの日本の童謡をメドレー形式で演奏しました。その後、「メヌエット」、「カッチーニのアヴェ・マリア」、「チャルダッシュ」を披露。 曲の合間には自身がフルートを始めたきっかけについてやフルートが14金できていることなどを話し、子ども達は驚いたり、興味深そうに身を乗り出す様子も見られました。
  また、演奏会では音楽担任の横田教諭がピアノで演奏していましたが、「カッチーニのアヴェ・マリア」では歌も歌いました。 いつもとは違う音楽担任の姿をじっと見つめる子供もいました。

  綱川さんは、音楽をやっていてよかったこととして、「海外の人やお年寄りでも障害者のあるなしに関わらず一緒にできるのが音楽の素晴らしいところ。みんなもいろんな歌や楽器、ダンスなどを楽しんでほしい」と話しました。

  曲の最後には鬼滅の刃の主題歌「紅蓮華」を演奏すると、子ども達は大喜び。大きな拍手に包まれながら演奏会は終了しました。

  演奏会終了後、子供たちは「フルートは見たことがなかったけど、きれいな音だなと思った」「自分も楽器をやってみたいと思った」と話していました。