宮前小学校でスケアード・ストレイト方式による交通安全教室を実施

更新日:令和3年12月7日

スタントマンによる事故の再現
荏原警察署員が自転車安全利用五則を解説 車と衝突しタイヤがひしゃげた自転車を見せる ながらスマホの自転車と歩行者の衝突
オフィスワイルドの方から交通安全ルールの説明 傘差し運転の危険性を実演 ヘッドフォンをした状態で車の音が聞こえるか実演
トラックの内輪差を児童が体験 荏原警察署の和田 交通課長代理による締めのあいさつ 今回の授業に携わった荏原警察署とオフィスワイルドと区土木管理課職員

 スケアード・ストレイト教育技法による自転車交通安全教室が、令和3年12月7日(火)に宮前小学校(戸越4-5-10)で4~6年生の児童を対象に行われました。

 “スケアード・ストレイト”とは「危険や恐怖を直視させる」という意味で、プロのスタントマンが交通事故を再現することで、受講者に交通事故の衝撃や恐ろしさを視覚的に理解させ、交通安全意識を高め、自転車事故などを未然に防ぐことが目的。荏原警察署の協力のもと、実施されました。
 
 スタントを担当したのは、株式会社オフィスワイルド(本社:川崎市多摩区)のスタントチームの皆さん。ながらスマホ運転や、傘差し運転、二人乗り運転など、危険な自転車の乗り方を演じたスタントマンが、子どもたちの目の前で車と衝突する交通事故などを再現するたび、子どもたちから驚きの声があがっていました。
 また、代表児童が、ヘッドホンをした状態では車の接近にどれくらい気づけないかや、トラックなどの大型車の内輪差の危険性について、実際に体験。ヘッドホン体験では、真横に車が止まっても気付けないことや、内輪差体験では歩道の端に立っていても事故に巻き込まれる危険性があることなどを、身をもって学んだ様子でした。

 最後に、荏原警察署の和田 慎太郎交通課長代理が「この教室で、危険な運転・安全な運転がどういうものか分かったと思います。まちのみんなが”事故を起こさない”という同じ気持ちでいれば、安全なまちを作ることができます。今日学んだことをご家族の方に話して、一緒に交通安全について考えて下さいね」と話し、自転車交通安全教室は終了しました。

 子どもたちは「事故が本当に恐ろしいものだということを知ることができました」「曲がり角から急に自転車が飛び出してきて、怖い思いをしたことがあります。自分がそういう運転をしないように、改めて気をつけたいと思いました」と感想を話していました。