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多文化共生講座「聞かせて!外国人の日本生活」を開催
更新日:令和4年10月22日
多文化共生講座「聞かせて!外国人の日本生活」を、令和4年10月22日(土)に区役所で開催しました。
多文化共生とは、「国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的違いを認め合い、対等な関係を築きながら、地域社会の構成員として共に生きていくこと」です。
品川区には現在、111カ国・約13,000人の外国人が暮らしており、約30人に1人の割合となっています。
今回の講座は、日本で暮らす外国人の困りごとや、外国人とコミュニケーションをとるうえで伝わりやすい言葉づかいなどについて紹介し、多文化共生の理解を深めることがねらい。約50人の区民が参加しました。
第1部では、”外国人と日本人つなぐ”をキーワードに、多文化共生に関する事業を推し進めているひらがなネット株式会社の戸嶋 浩子 代表取締役が講師を務め、「ご近所の外国人と親しくなろう。日本語で大丈夫!外国人とのコミュニケーション法」をテーマに講演。ごみ捨てなどの地域ルールや、教育・子育てに関することなど、外国人が困っていることについてデータを元に解説しました。やさしい日本語の解説では、「簡単な単語で、短く、ゆっくりと話してあげるだけで、かなり伝わりやすくなります。ぜひ実践してみて下さい」と参加者にアドバイスを送りました。
第2部は、在住外国人の皆さんをゲストに招き、パネルディスカッションを実施。中国人の謝(しぇ) しん(漢字は日へんに斤)さん、祝 佳康(しゅく かこう)さん、ベトナム人のチャン ティ ホアさんの3人が、「品川区に住もうと思った理由」「災害について不安なこと」「近所の人との交流の有無」「日本に来たばかりのころ分からなかったこと」などのたくさんの質問に、1人ずつ丁寧に答えていました。最後に謝さんが、「今日、このような講座に出させていただき、皆さんの前でお話ができたことと、皆さんが参加してくれたことが本当にうれしいです。ありがとうございました」と話すと、会場は大きな拍手で包まれました。
参加者は、「外国人の皆さんがどんなことを考え、どんなことに困っているのかが分かり、とても勉強になりました。まちで困っている外国人の方を見かけたときなど、積極的に話しかけていきたいと思いました」と感想を話していました。