小山小学校で「おたがいさま運動」学習会を実施

更新日:令和4年1月18日

車いすを押して段差を超える体験
社会福祉協議会の皆さん フリップを持って子どもたちに説明 目隠しをした子どもの手を取り補助
社協のスタッフに見守られながら体験 車いすの構造などについて説明 険しい表情で車いすの補助をるす女の子

 おたがいさま運動の学習会を令和4年1月18日(火)に小山小学校(小山5-10-6)で実施し、5年生56人が参加しました。

 おたがいさま運動は、すべての人にやさしいまちづくりの推進のために区が実施しているもので、困っている人がいたら助ける、困ったときは「助けて」と言える、そんなことが当たり前にできる「支え合いのまちづくり」を区民みんなで進めていくための運動です。
 子どもたちは事前に普及啓発DVD「みんなで進めよう!おたがいさま運動」を視聴し、基本的な内容を学んだうえで、この日の学習会に臨みました。

 講師を務めたのは品川区社会福祉協議会の皆さん。フリップを用いて、おたがいさま運動のポイントを解説しました。

 その後、二人一組になり体験がスタート。まずは視覚障害者役と誘導役に分かれ、アイマスク体験が行われました。誘導役の子どもは、白杖を持ちアイマスクを着用した視覚障害者役の子どもに腕を貸しながら、段差あることなどを教えつつ、ゴールまで誘導しました。
 続いて車いす体験です。車いすを押す側に回った子どもたちは、ブレーキの操作や足を置くステップ板のサポートを行い、車いす利用者役の子どもに優しく声をかけながら、マットで作った段差を乗り越える体験を行いました。
 どちらの体験も、配役を交替して実施し、全員が助ける側・助けられる側を経験しました。
 
 体験後、子どもたちは「今日の体育館での体験でも大変だったのに、実際の住宅街などではもっと段差も多いので、すごく怖い思いをしているんじゃないかと感じました」「障害者の人がとても苦労しているのが分かったので、これからは進んでお手伝いをしたいです」といった感想を話していました。

 最後に、品川区社会福祉協議会の下池さんが「みんなの住む世界がよりよくなるための一つに、みんなの”声かけ”があります。知らない人に声をかけるのは緊張するかもしれないけど、その緊張の向こうに”ありがとう”という温かい気持ちがあります。まちで困っている人を見かけたら、ぜひ勇気を出して声をかけてみてほしいです。また、みんな自身が困ったときにも、周りの人に”助けてほしい”と素直に言えるようにしてください」と語りかけ、おたがいさま運動学習会は幕を閉じました。

 区では今後も、新型コロナウイルス感染症の拡大状況を注視しながら、「おたがいさま運動」の学習会を順次実施していく予定です。

 
 本運動の普及啓発用DVD「みんなで進めよう!おたがいさま運動」は、YouTube品川区公式チャンネル「しながわネットTV」で公開しています。ぜひご覧ください。
 「みんなで進めよう!おたがいさま運動」(約15分)(別ウィンドウ表示)