桜の根上がり防止新工法 現地説明会

更新日:令和4年1月25日

説明会の様子

メモを取る見学者舗装下の空気層説明する職員


 桜の根上がり防止新工法の現地説明会が令和4年1月25日(火)、マスコミや自治体関係者向けにかむろ坂公園前(西五反田4-28)で行われました。

 根上がりとは、土中の酸素不足により樹木の根が地表に現れる現象で、歩道に凸凹が生じると歩行に支障をきたします。従来、根上り防止工事は大規模な土壌改修工事が必要で、多くの課題がありました。そこで、区職員が専門家と相談しながら新工法を開発。舗装の下に空間を設け根を酸素に直接触れさせることで、根上り現象を抑制する今回の工法は、根が張っても歩道に影響を与えることなく工事費も従来の3分の1程度で済みます。

 区は、歩行者が多く根上りが激しい桜の名所「かむろ坂」で、全国初のこの新工法を試験的に使った公共工事を令和3年度から3カ年で実施しています。今後、3~5年かけて根の張り方を観察し検証を行っていきます。

新旧工法対比図