三木小学校でトット基金が手話狂言・ワークショップを実施

更新日:令和4年1月26日

体育館から各教室に発信
見よう見まねで手話をやる児童ら 基本的な手話を教える井崎さん 盆山を演じる砂田さんと鈴さん
教室で授業を受ける児童ら 授業終了後、挨拶をする3人 配信画面の様子

 三木小学校(西品川3-16-28)の5・6年生を対象にした、日本ろう者劇団と三宅狂言会による手話狂言・ワークショップが、令和4年1月26日(水)に行われました。

 同校のすぐ近くに、社会福祉法人トット基金(西品川2-2-16)があることから、以前より同校児童に対して手話のワークショップを行うなど、交流を深めてきました。
 今回、トット基金付帯劇団の日本ろう者劇団と、同劇団の手話狂言を一から指導してきた三宅右近さん率いる三宅狂言会の協力で、初めて手話狂言・ワークショップが実現。当初は体育館に児童を集め実施する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、体育館と教室をWeb会議システムで繋ぎ、児童は教室で講義を受けるスタイルに変更しました。

 初めに、同劇団の井崎哲也さんが、あいさつやスポーツ、食べ物など簡単な手話について講義。児童は見よう見まねで表現していました。続いて、同劇団の砂田アトムさん、鈴まみさんによる手話狂言“盆山”が演じられると、迫力ある演技に児童たちは目を奪われていました。

 授業を受けた児童は「狂言を手話で表現することは難しいと思いますが、とても分かりやすく勉強になりました」「手話は自分とは遠い世界のものだと感じていましたが、今日の授業を通して身近に感じられました」と感想を話していました。

 手話狂言は、「時間が短くて世界に通じる笑いを」というトット基金理事長・黒柳徹子さんの発案で企画されたもの。三宅右近さんと日本ろう者劇団は、聞こえる人も聞こえない人も共に楽しめる演劇を通して、より多くの方に手話の魅力と演劇の素晴らしさを伝え広めていく活動を精力的に行っています。