山中小学校で防災授業を実施

更新日:令和4年2月5日

授業を受ける児童たち
火山災害対応の提言を区職員に提出 火山災害対応の提言 講師の住友さん
講師の三原さん 話を聞く児童たち 防災授業の目的
タブレットを操作する児童 発表する児童 折り紙で箱を作る
あいさつする区職員 区からプレゼント 消毒液が入ったジージョ君のストラップ

 地域及び学校・地域コーディネーターと連携した防災授業を、令和4年2月5日(火)に、区立山中小学校(大井3-7-19)の6年生を対象に実施しました。

 この授業は、中学校進学を控える6年生に、地域の一員として自分にできることを考えてもらうとともに、災害に対する知識や技能を身に付けることで危険予測能力と危機回避能力の向上を図り、自分や家族の命を守りながらも、要配慮者をサポートできる能力を育成することが目的です。

 今回の授業は、防災士の資格をもち、学校安全の研究を進める6年の井原正樹主幹教諭と地域で防災を推進する町会長及び学校・地域コーディネーターが一体となって単元開発を行いました。今年度の成果と課題を振り返り、次年度以降、市民科一貫プランの一つとして、「山中BOSAIモデル」の実施を検討しているところです。

 授業では、はじめに、6年生の研究授業「土地のつくりと変化」で学んだ火山について、その被害と防災などについてまとめた提言を、防災課の職員に手渡しました。続いて、大井三丁目町会の住友光男会長と学校・地域コーディネーターの三原美奈子さんが講師となり、東日本大震災発生時の様子を話したほか、先生が東日本大震災発生時の同小学校の様子を撮影した動画を紹介。また、大きな地震が起きた場合にライフラインが止まってしまうことや、復旧までにどのくらいの期間がかかってしまうのかなどを、児童たちはクイズ形式で学習しました。タブレットを使用した体験型授業では、「水の配給はあるが容器がない」「電気が止まって真っ暗」「暖房が使えない」など、災害発生後に起こりそうなシチュエーションでどんな物が役に立つのかを、あらかじめ配られたカードの中から選び、実際にどのように使うのかを実践。「食器が全て割れてしまった」場合には、新聞紙やチラシなどで簡単に折ることができる箱が便利に使える豆知識も学びました。

 最後に児童代表が「これまでの学習や今日学んだことを家族で共有したいです」とあいさつすると、防災課からは品川区防災キャラクターのジージョ君のストラップ(消毒液入り)が6年生全員にプレゼントされ、防災授業は終了しました。