落語と茶道で楽しく学ぶ 事業承継セミナーを実施

更新日:令和4年2月28日

小林工さんによるセミナー
講演を行った伊藤眞理子さん 伊藤さんによる講演の様子 創作落語を披露する小林さん


 「落語と茶道で楽しく学ぶ 事業承継セミナー」を令和4年2月28日(月)に、スクエア荏原(荏原4-5-28)ひらつかホールで開催しました。

 品川区は後継者問題を抱えている区内中小企業をサポートするために、事業承継セミナーや後継者塾の開催、専門家による訪問相談等の事業を実施しており、今回のセミナーはその支援事業のひとつ。新型コロナウイルス感染症対策を徹底した上で行われました。

 はじめに講師を務めたのは中小企業診断士・事業承継士の資格を持つ小林 工さん。大学時代の落研経験を生かし、「落語で楽しく学ぶ 事業承継セミナー」を行っています。
 演目は”親子酒つなぎのこよみ”。古典落語の”親子酒”に、江戸版の事業承継計画表”つなぎのこよみ”を盛り込んだ古典+創作の落語です。
 落語を披露した後に、具体的な事例を用いながら、事業承継計画表を作成することの重要さや、円滑な事業承継を行うためのポイントについて説明しました。

 続いて、事業承継士の資格を持ち、裏千家師範でもある伊藤 眞理子さんが、”和菓子屋の娘に生まれて”と題した講演を実施。
 大手外資系コンサルティング会社で100社近くの企業再生・企業変革のプロジェクトを指揮した実績を持つ伊藤さんが、自身が生まれた小田原の和菓子屋”鳳月菓子舗”の事業承継を行った際の話なども交え、後継者側の気持ちを踏まえた後継者育成の準備についてや、事業承継に取り組む際に気を付けるべき点などについて解説を行いました。