品川学園で東京消防庁と連携した防災訓練を実施 ボクシング金メダリストの入江 聖奈さんとZoomで交流も

更新日:令和4年3月1日

入江選手とZoomで交流
キュータと一緒に品川消防署の設備を紹介 119番通報の件数などを勉強 学んだ内容をメモする児童
児童からの質問に答える品川消防署員 起震車で地震体験 校庭でVR防災体験


 春の火災予防運動(3月1日~7日)に合わせた防災訓練が、令和4年3月1日(火)に品川学園(北品川3-9-30)で行われました。

 今回の訓練は、東京消防庁と品川消防署の協力の元で実施。
 この日、東京消防庁の一日消防署長に任命された、東京2020大会ボクシング女子フェザー級金メダリストの入江 聖奈さんとの、Zoomを使っての交流から訓練がスタートしました。区立学校全校の児童生徒に配布されているタブレット端末にダウンロードされている東京消防庁公式アプリを使用しての防災学習に、入江さんも一緒に参加。子どもたちは入江さんと一緒に動画を視聴し、火災発生時の正しい対応などについて学びました。

 続いて、全校児童生徒による校庭への避難訓練を行ったあと、3年生と8年生は特別授業を実施。

 3年生は、品川消防署(北品川3-7-31)とZoomで繋ぎ、消防の仕事や消防署の設備について学習しました。ポンプ車やはしご車などの消防車両の紹介では、東京消防庁マスコットの「キュータ」も登場。子どもたちは一生懸命メモを取りながら、興味津々の様子で画面を見ていました。消防隊員が出動の際には1分以内に活動服から防火衣へ着替える話のあとに、早着替えを実演した際には、子どもたちも一緒に1分をカウントしながら、その着替えのスピードに驚いていました。
 最後は、消防署員への質問コーナーです。事前に集めた、「普段はどんな訓練をしているのですか」「ポンプ車の放水量はどれくらいですか」といった子どもたちからの素朴な疑問に、署員の皆さんが一つ一つ丁寧に答えていました。

 8年生は、校庭と体育館で防火防災訓練を実施。起震車やVR防災体験車などで災害の恐ろしさを体験したり、訓練用人形を使って心臓マッサージやAEDの使い方を学ぶ応急救護訓練などを行いました。
 VR防災体験を終えた生徒は「思ったよりもリアルで怖かったです。実際に被災した時に落ち着いて行動できるようにしたいと思います」と感想を話していました。