世界の音楽に触れよう 豊葉の杜学園でヴァイオリン&ピアノコンサート

更新日:令和4年3月7日

コンサートの様子 後ろから
演奏する山本さんと都甲さん 情熱大陸を演奏する山本さん 演奏に聞き入る生徒たち
演奏する曲の国を示す世界地図 子どもたちと挙手などでコミュニケーション コンサートの様子 前から
密を避けるため、教室でZOOM越しに演奏を聴く生徒たち 4年生児童代表のお礼の言葉 9年生の生徒代表からお礼の言葉と花束贈呈

 「世界の音楽に触れよう ~ヴァイオリンとピアノによる演奏を通して~」が、令和4年3月7日(月)に豊葉の杜学園(二葉1-3-40)で実施され、全校児童・生徒1,004人がプロの演奏を堪能しました。

 この特別授業は、世界各国の作曲家による音楽に触れることで国際理解を深めるとともに、プロの演奏家による素晴らしい演奏を聴くことで、子どもたちの豊かな情操を育んだり、音楽や楽器への興味関心を高めることを目的に実施。新型コロナウイルス感染症対策として、アリーナで生演奏を聴く学年と、教室でZoomで聴く学年を分け、さらに1~4年生グループ(2時間目)と5~9年生グループ(3時間目)の2部制に分けて行いました。

 学校を訪れたのは、ヴァイオリニストの山本 千鶴さんと、ピアニストの都甲 紀子さん。山本さんは、東京藝術大学やアメリカの名門音楽院であるジュリアード音楽院で学びを深め、現在、東京シンフォニエッタ、紀尾井ホール室内管弦楽団のメンバーとして活躍しています。また、第38回全日本学生音楽コンクール全国1位、第2回NYソリストコンクール入賞、第1回大阪国際室内楽コンクール第3位など、数多くの受賞歴を持つ、世界で活躍する演奏家です。都甲さんは旧ソビエトやアメリカへの留学経験があり、帰国後は”音楽の楽しみ”と冠した演奏会など多くのコンサートを開催する傍ら、ピアノ教室を開くなど後進の育成も積極的に行っています。

 大きな拍手に迎えられた山本さんと都甲さん。春(作曲:ビバルディ)、トッカータとフーガ(作曲:バッハ)、カノン(作曲:パッハルベル)といった、子どもたちも聞きなじみのある曲の演奏を交えながら、”音楽の父”と呼ばれるバッハの話や、長調と短調について説明しました。
 また、都甲さんによる英雄ポロネーズ(作曲:ショパン)の演奏も躍動感にあふれ、ピアノのソロ演奏の魅力も味わいました。

 後半は、ディズニーメドレーや情熱大陸(作曲:葉加瀬太郎)などの有名な曲や、リベルタンゴ(作曲:ピアソラ)、チャルダッシュ(作曲:モンディ)を披露。すべての演奏が終わると、子どもたちから惜しみない拍手が贈られました。
 荘厳で流麗なヴァイオリンとピアノの音色が響き渡るアリーナは、さながらコンサートホールのようでした。

 2時間目は4年生の代表児童がお礼の言葉を、3時間目は9年生の代表生徒がお礼の言葉と花束を贈呈。
 山本さんは、「世界には素晴らしい音楽がたくさんあります。今日聴いた曲以外にも、いろいろな音楽を探して、いろいろな音楽に触れて、豊かな人生を送ってくださいね」と子どもたちにメッセージを送り、特別授業は幕を閉じました。

 子どもたちは「プロの方の生の演奏が持つパワーに驚きました。とても元気をもらいました」「クラシックを聴く機会はあまりなかったので、貴重な体験でした。コンサートにも行ってみたいと思いました」と感動した様子で感想を話していました。