地域の方から学ぶ会 鈴ケ森中学校の9年生がしながわ水族館長の特別授業を受講

更新日:令和4年3月9日

特別授業の様子
しながわ水族館の鈴木館長 水族館や動物園の役割について説明 真剣に話を聞く生徒たち
鈴木館長に質問する生徒 くらげの水槽を見学 入口付近の水槽を見学

 特別授業「地域の方から学ぶ会」が令和4年3月9日(水)に行われ、鈴ケ森中学校(南大井2-3-14)の9年生119人がしながわ水族館(勝島3-2-1)を訪れました。

 この授業は、地域で働く人から話を聞くことで、自分たちが住むまちに愛着を持ってもらうとともに、働く人の生の声を聞くことで仕事のやりがいなどを学んでもらうことを目的に実施。新型コロナウイルス感染症対策のため、4クラスそれぞれ時間をずらして行いました。

 講師を務めたのは、しながわ水族館の鈴木 正勝館長。30周年を迎えた同館の成り立ちから、水族館の運営グループなどについて分かりやすく説明。水族館や動物園の役割について、お客さんに楽しんでもらうというレクリエーションの意味だけではなく、種の保存などのための調査・研究を行っていることや、展示を通じて生き物の生態を伝え、人間と野生動物の関わりについて考えるきっかけづくりとしての環境教育の意味合いがあることなどについて解説しました。

 続いて、鈴木館長への質問タイムです。「水族館の仕事での一番のやりがいはなんですか」という質問に対しては、「我々は、命を預かっている仕事をしていると考えています。その命が全うできるように力を尽くし、世代をつないでいくことに、一番のやりがいを感じています」と答えていました。

 生徒たちは「とても具体的に仕事の話をしてくれて、働いている皆さんのイメージが湧きました。水族館などでの飼育員も、将来の職業の選択肢に入れたいと思います」と感想を話していました。