旧品川警察署品川橋交通待機所をリニューアル 南品川櫻河岸 まちなか観光案内所 完成披露式典を実施

更新日:令和4年3月16日

記念撮影
都市環境部長のあいさつ 櫻心会町会 相原会長あいさつ 品川警察署 高橋所長あいさつ
旧東海道品川宿周辺まちづくり協議会 堀江会長あいさつ テープカットの様子 リニューアル前の交番


 旧品川警察署品川橋交通待機所(南品川1-3-4)を改修した南品川櫻河岸 まちなか観光案内所の完成披露式典を、令和4年3月16日(水)に行いました。

 この旧交通待機所は昭和4年ごろに建設され、交通待機所としての役目を終えてからは交通安全協会の事務所などにも活用され、近年は当該地の町会である櫻心会(おうしんかい)町会の倉庫として利用されていました。
 都内の古い交番が次々と建て替えられていく中で、当時の面影を残したままの同建物は貴重な歴史的建造物です。区は、地域の方々からの保存・活用の要望を受け、同建物を区の景観資源および文化財として修景・保存するとともに、まちづくりと観光の拠点として活用していくため、令和2年4月30日に土地と同建物を東京都から買い受けました。
 その後、同建物の活用に向けた調査などを経て、令和3年9月より修景工事に着手。工事の完了に伴い、完成披露式典を実施しました。

 主催者を代表し、品川区都市環境部長が、「"齢90歳"を超える建物が生まれ変わり、このようなセレモニーが実施できるのも、ひとえに地域の皆さまのおかげです。この歴史ある建物が、これからも地域の皆さまに末永く愛されるように、区としても尽力していきますので、今後も変わらぬご協力をお願いします」とあいさつ。

 また、櫻心会町会の相原会長は、「長い間、地域のために活躍してくれたこの建物は老朽化がすすんでいましたが、皆さまのおかげで品川区の文化財として蘇りました。今後も、交通安全運動の拠点として活用するとともに、旧東海道品川宿の歴史と文化の情報発信を行える場になれば幸いです」と思いを話しました。

 区は今後、同建物を観光案内所として開設し、品川宿の観光や文化を伝える施設としていきます。