モンゴル高専卒業生6名が区内製造業へ就職

更新日:令和4年4月12日

記念撮影
日本の生活のあれこれについて説明 区役所の国際担当からご案内 商業・ものづくり課長からあいさつ
就職する皆さんに江戸切子をプレゼント 会社の人がお出迎え 就職先企業で就業規則などの説明を受ける

 品川区内の製造業に就職することが予定されていた令和2年度のモンゴル高専卒業生6人の歓迎式を、令和4年4月12日(火)に中小企業センター(西品川1-28-3)で行いました。

 モンゴル高専は、国際的に活躍できる人材の育成およびモンゴル国の発展に寄与する工学人材の育成を目指し、日本の高等専門学校をモデルに平成26年9月に開校。区は、技術者不足に悩む区内製造業の人材確保と育成、および事業の継続を支援するため、モンゴル高専卒業生の区内製造業への就職支援等に取り組んでいます。 
 今回の6人は、令和2年度のモンゴル高専卒業後に区内企業へ就職する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症による入国制限の影響で延期になっていました。
 
 歓迎式の前に、生活オリエンテーションを実施。転居届などの手続きやごみの出し方、宅配便の受け取り方など、生活に必要な基本的な事柄について学びました。
 続いて行われた歓迎式で、区の商業・ものづくり課長が「これから日本で働くことに対し、いろいろと不安を抱えているかもしれませんが、困ったことや心配なことなど、皆さんが働く会社の方々になんでも話してください。きっと親身になってくれると思います。仕事を一生懸命やることはもちろんですが、日本での生活もぜひ楽しんでください」とエールを送りました。
 最後に、就職の記念品として、品川区の紋章が施された品川区伝統工芸品の一つである「江戸切子」のグラスが一人ひとりに手渡され、歓迎式は幕を閉じました。

 式後は、それぞれの勤務先を訪問し、入社にあたって就業規則の説明を受けるなど、日本での勤務の第一歩を踏み出しました。

 卒業生は「皆さんから温かい歓迎の言葉をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。一日でも早く戦力になれるよう精一杯頑張ります。厳しいご指導、よろしくお願いします」「就職する企業で、一生懸命働きたいです。また、品川区の皆さんといろいろな交流もしてみたいです」と思いを語っていました。

 今回初めてモンゴル高専卒業生を受け入れた企業である株式会社 須長製作所(東品川1-36-17)の須長 将明 常務取締役は「異国の地で、はじめて社会に出て働くということで、不安な思いがたくさんあると思います。仕事面だけでなく生活面も含め、会社として全力でサポートしたいと思います」と話していました。

 ※受け入れ先企業一覧(順不同)
 ・藤村電器 株式会社(荏原5-10-13) 
 ・株式会社 勝亦電機製作所(北品川4-10-9)
 ・株式会社 須長製作所(東品川1-36-17)
 ・山下電気 株式会社(南品川3-6-33)
 ・長田電機工業 株式会社(西五反田5-17-5)