令和4年度品川シルバー大学の入学式が令和4年4月19日(火)、スクエア荏原 ひらつかホール(荏原4-5-28)で開催されました。

　品川シルバー大学は、多彩なテーマについて3年制で学ぶ「ふれあいアカデミー」、春と秋の半期毎に趣味や実技を楽しく学ぶ「うるおい塾」、そして、セカンドライフを考える短期集中による「生涯現役実現講座」があります。今年度は80人が入学。

　はじめに、品川シルバー大学の学長を務める濱野区長が、「入学おめでとうございます。人間いくつになっても学ぶということは大変重要なことだと思います。ぜひ学んだことを活かし地域での活動に精を出していただけますと幸いです」とあいさつ。

　また、新入学生代表の市川多佳子さんが、「勉学の場から離れて半世紀近く時間が経過しておりますが、今までの経験を活かしながら、新鮮な気持ちで学びたいと思います」と抱負を述べました。

　続いて、「女性の品格」などの著者である坂東眞理子さんを講師に迎え、「人生後半 新しいチャレンジ」をテーマに記念講演会を実施しました。高齢化問題や少子化問題などをあげ、日本は高齢者をうまく活用できていないと問題提起。自分自身で考え行動することの重要性を、自身の経験なども踏まえ説明。坂東さんの話に入学生の皆さんは真剣に耳を傾けていました。
　最後に、フレイル予防講話と、実際に※フレイル予防体操(品川区介護予防体操)を皆さんと一緒に行いました。

　式を終えた入学生の皆さんは、「面白そうな講座に積極的に参加していきたい」「知らない人ともお友だちになって、知らないことについても勉強していきたいです」など、期待に胸を膨らませている様子でした。

※フレイルとは、加齢に伴い体力や気力、食欲などが低下した状態のことをいいます。区ではいつまでも住み慣れた地域で元気に暮らしていくためには、健康寿命（元気に自立して過ごせる期間）を延ばすことが重要と考え、品川区介護予防体操を区公式YouTubeチャンネルで公開しています。