中小ものづくり企業の未来推進フォーラム

更新日:令和4年5月11日

講義する伊地知代表取締役 講義を聞く全体の様子 講義する柳川教授
講演を聞いてメモを取る参加者 講師と聞いている参加者の写真 DX活用推進事業の説明を受ける参加者
三菱電機株式会社のブースの写真 体験ブースにてパンフレットを見る写真 ファナック株式会社のブースで説明を受ける参加者


 令和4年5月11日(水)、「中小ものづくり企業の未来推進フォーラム」がハイブリット開催され、区内の中小製造企業を中心とした企業関係者がオンラインでは60人、オフラインでは大崎ブライトコアホール(北品川5-5-15)にて12人が参加しました。

 このイベントは、品川区の新規事業として令和4年度より始まった「DX・デジタル技術活用推進事業」「新規事業創出プログラム事業」のキックオフイベントとして開催。区内の製造企業へ新規事業を周知するとともに、企業の競争力を高め、新規事業の立ち上げを促進することが目的です。

 最初に、東京大学大学院経済学研究科の柳川範之教授が「中小企業・地域経済にとってのDX」をテーマに講演。新型コロナウイルスの影響により、今後中小企業を取り巻く環境も大幅に変化していく中で、中小企業にとってのDXを取り入れるうえで重要なポイントを解説しました。
 次に、「DX/事業創出のマクロ環境」についてCreww株式会社の伊地知天代表取締役が、デジタル技術の発展によってビジネスモデルが目まぐるしく変わっているマクロトレンドを紹介。また、スタートアップ(新しいアイデアをビジネスにすることで市場を開拓する企業のこと)とのオープンイノベーションについて、国内外の様々な事例についても紹介しました。
 その後は、今回の目的のひとつである新規事業の周知のため、事業内容や助成制度を説明。最後にファナック株式会社と三菱電機株式会社の担当者が登壇し、各社の取り組みや製品について紹介しました。また、オフライン会場ではデジタルツール体験会が行われ、参加者は実際に製品を手に取り、担当者の説明を熱心に聞いていました。

 参加者は、「いい情報収集ができた。今後もDXについて勉強し、活かしていきたい」「自分の中でアイデアは持っていたものの、自社で活かせる方法を模索していた。参加して様々な情報を収集できたので、持ち帰って検討を進めたい」と話しました。