環境学習交流施設「エコルとごし」講演会 世界に誇る環境都市 江戸と地域社会-水道利用をめぐるエコ生活-

更新日:令和4年5月14日

会場広め
講師 資料を見る手元 参加者広め
スクリーン 話を聞く親子 話を聞く参加者の後ろ姿

 環境学習講座「世界に誇る環境都市 江戸と地域社会-水道利用をめぐるエコ生活-」を、令和4年5月14日(土)に、環境学習交流施設エコルとごし(豊町2-1-30戸越公園内)で開催しました。

 この講座は、江戸時代のエコ生活を学ぶことで、環境の大切さを知ることや現在のエコ活動につなげることを目的に開催。定員いっぱいとなる50名が参加しました。
 
 講師は、品川歴史館学芸員の冨川 武史さん。講師自身が撮影した写真や貴重な文献資料などをもとに、江戸時代の暮らしぶりについて分かりやすく解説。近世都市江戸のライフラインとして上下水道がどのように整備されていたのかを紐解きながら、かつての品川を含む江戸のまちが、リデュース・リユース・リサイクルの3Rが確立されたエコな都市であったことを説明しました。また、戸越公園は熊本藩細川家の屋敷跡に作られていることや品川用水などについての話もあり、最後に「江戸時代に暮らす人々は、貴重な資源の再利用や水質の維持を意識的に実施していました。現在の私たちは地球環境にやさしい方法を考え実践することが大事だと考えます。エコルとごしで江戸時代の暮らしに想いを馳せつつ、環境を考えるきっかけをつかんでください」と参加者に訴えかけ、講演は終了しました。
 参加者は「私は歴史が好きなのですが、自分の知らないことがいっぱいあったので興味深かったです」「学校で江戸時代のことは習いましたが、下水道のことなど詳しく習わなかったので勉強になりました」と感想を述べていました。

 エコルとごしでは今後も、講演やワークショップを多数行って参りますので、ぜひご参加ください。