未来へつながるヒントを見つけて「エシカル消費イベント」開催

更新日:令和4年6月4日

おもちゃの病院で治療する写真 ぷるぷる石けん作り 間伐材で作った積み木で遊ぶ親子
やっていること、やれることボードの写真 エシカル消費のヒントを探す展示 エシカル消費についてのパネル展示

 令和4年6月4日(土)、中小企業センター(西品川1-28-3)でエシカル消費イベントが開催されました。

 エシカル消費とは、"人と社会・地域環境・地域のこと"などを考えて作られたものを選んで購入したり、消費したりすること。このイベントは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により一昨年から開催が見送られ、今回が第1回目の開催。持続可能な開発目標(SDGs)の12番目の「つくる責任・つかう責任」の一つである「エシカル消費」についてイベントを通して知り、考えるきっかけづくりとして開催されました。

 会場では、環境にやさしいハンドソープを使用した「ぷるぷるせっけん作り」、紙ひもストラップ作り、手作りマスク作り、木の枝と鹿の革を使ったモビール作りや伝統工芸の実演など、様々なワークショップを体験でき、大人も子どもも楽しみながらエシカル消費を学びました。また、参加者はエシカル消費について「やっていること、やれること」をそれぞれ紙に記入し、ボードに張り付けて発表しました。
 そのほか、区内企業のSDGsに関する取り組みを紹介するパネル展示が行われ、おもちゃの病院では参加者が壊れたおもちゃを持参し、ボランティアの医師が壊れた原因や上手な遊び方を話しながら、ものを大事に使う大切さを伝えました。おもちゃの病院やワークショップの待ち時間には、品川区とふるさと交流協定を結んでいる山梨県早川町にある"マウントしながわ"の間伐材から作られた積み木で子どもたちが生き生きと遊んでいました。
 外のブースでは、フェアトレード商品などのエシカル商品が販売され、参加者は足を止め、説明を聞きながら買い物を楽しみました。

 参加者は、「エシカル消費について子どもたちと考える良いきっかけになった。大切なことだと思うので、子どもに興味を持ってもらい、今後も一緒に考えていきたい」と話しました。

 品川区は、エシカル消費という言葉や意味の浸透を図るため、今後もイベントや講座を開催し、できることからはじめる大切さを啓発していきます。