「子どものまち」スチューデント・シティがリニューアルオープン

更新日:令和4年5月21日

セブンイレブンで買い物をする生徒 ゼビオで接客をする生徒 あいさつをする矢部教育総合支援センター長
品川区長役の生徒 商談を持ち掛ける写真 hpの体験をする生徒
役職を決める社内会議 品川区役所で体験をする写真 アクセンチュアで会議をする様子


 令和4年5月21日(土)、スチューデント・シティがリニューアルオープンし、オープニングセレモニーが行われました。

 「スチューデント・シティ」とは、品川区立の小学校・義務教育学校の前期課程において、市民科の経済体験学習の場として使用される施設。学校で学んだ知識と普段の生活を関連させ、社会の仕組みと経済の働きを理解し、人としての基礎的素養を身に付けることを目的として平成15年から開始され、平成23年6月より品川学園内にオープンしています。
 今回のリニューアルにあたり、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、同施設に併設されていた「ファイナンス・パーク」(家計のやりくりを通じて資産運用や将来設計を学ぶ)は、オンラインでの開催となりました。「スチューデント・シティ」では、児童同士の距離が保てるよう、エリアを拡張し、新規協力企業3社(株式会社マツキヨココカラ&カンパニー、アクセンチュア株式会社、株式会社アドバコム)を迎えて新しくうまれ変わりました。

 オープニングセレモニーでは、はじめに今回新設された企業の担当者や品川学園6年生児童によるテープカットが行われ、矢部教育総合支援センター長があいさつ。次に、区長役の児童が「私たちの生活は、様々な人が仕事を通じて互いに助け合い成り立っています。今日は、しっかり自分の役割を果たせるよう頑張りましょう。区長として、皆さんが快適に過ごせるようなまちにしたいです」と話し、各企業担当者が企業紹介を行い、オープニングセレモニーが終了。新しいスチューデント・シティがオープンしました。

 セレモニーの後は、それぞれの店舗へ児童らが出勤。役割分担や役職を確認する社内会議を行った後、給料を受け取り、会社員・職員と消費者の2グループに分かれて活動を開始。最初はぎこちなかった児童も商品の宣伝を呼びかけるなど、自分の所属する会社またはまちをより良くするために活動しました。その後、会社員・職員と消費者の活動を交代し、それぞれの立場を学び経済体験学習は終了しました。

 矢部教育総合支援センター長は「この体験学習は、職業体験や消費者体験を通して働く意味やそれぞれの企業役割、生活とお金のかかわり方など、今後児童たちがどう生きていくかを学ぶいい機会です。今後は電子マネーやタブレットを積極的に活用し、“外国人や障害者の方々にとっても暮らしやすいまちづくり”にも視点を置き、体験学習を継続していきたい」と話しました。