手話は言語 区職員向け手話体験講座を実施

更新日:令和4年6月9日

研修風景
手話言語条例について説明する松山課長 講師の佐々木さんと補助講師の三輪さんと橘川さん 講師の佐々木さん 
手話で会話 佐々木講師の真似をしてみる生徒 手話を実践

 品川区役所職員を対象にした「手話体験講座」を令和4年6月9日(木)に実施し、19人の職員が受講しました。

 区では、令和3年7月15日に“品川区手話言語条例”を制定。手話が言語であるという認識のもと、手話に対する理解促進・普及を図り、手話による意思の疎通が図りやすい環境整備を推進しています。

 講師は、20年以上に渡り、区の障害者福祉向上の取り組みを続けている、品川区聴覚障害者協会の佐々木 敏惠さん。補助講師は同協会の三輪 千枝さん、品川区登録手話通訳者の橘川 栄子さんです。 

 はじめに、松山障害者支援課長が手話言語条例について、制定の背景や区の取り組みについて説明した後、手話普及動画「シナモン 友達になれたモン」を視聴。
 その後、佐々木さんが実体験をもとに、聴覚障害者が日常で困ることや、サポートするときに気をつけてほしいことなどを解説。続いて、手話の語源やあいさつ、数の数え方など、基本的な手話を受講生にレクチャーしました。
 最後に、区役所で使用する頻度の高い文章表現などについて、実践を交えながら指導。初めて手話を学んだ受講生も、見よう見まねで表現していました。

 佐々木さんは「手話も言葉と同じで、表情や体の動きなどでニュアンスが変わります。相手の気持ちを考えながら、自分の気持ちをうまく伝えられるように意識し、少しづつでも実践していただけるとうれしいです」と笑顔で受講生に伝えていました。