パペレシアル品川の「ブラインドサッカー体験会」を実施

更新日:令和4年6月12日

講演会場のようす
アイマスクを付けてボールを探す参加者 日本代表のキャプテンを務める河村選手 コーンに当てる練習
アイマスクを付けてボールを操る写真 選手のお手本を見る写真 蹴る方向を指さす写真
音をたてて位置を教える写真 ボールを蹴る練習をする写真 参加者の質問に答えるパペレシアル品川の選手


 令和4年6月12日(日)、こみゅにてぃぷらざ八潮(八潮5-9-11)の体育館でブラインドサッカー体験会が行われました。

 ブラインドサッカーは、パラリンピック公式競技唯一、健常者と障害者が一緒に競うことができる競技であり、転がると音の出るボールと壁に囲まれたコートを使用して、5人で行うスポーツです。このイベントは、ブラインドサッカーの認知度向上を目的として開催され、当日は一般公募で集まった子どもから大人まで、合計30人が参加し、日本代表選手を含めたパペレシアル品川の選手7人がコーチを務めました。
 パペレシアル品川は品川区をホームタウンとするブラインドサッカーチームで、パペレシアルとはスペイン語でpapel esencial(欠かせない役割)とpapel especial(特別な役割)を合わせた造語。「お互いの特徴を活かしあう」「全員が特別で欠かせない存在である」という意味が込められています。

 当日はパペレシアル品川の選手の自己紹介から始まり、ルール説明や準備体操を行った後にアイマスクをつけて体験を開始。参加者は、選手のアドバイスを受けながらシュート練習などを行い、声やボールから出るシャカシャカとした音を頼りにゴールを狙い、楽しみながら爽やかな汗を流しました。選手たちは、常にボールやゴールの位置を声や音で伝え、ゴールが決まると拍手を送り、参加者は普段経験しないことに戸惑いながらも、見えない難しさやチームワークの大切さ、ブラインドサッカーの楽しさを学びました。

 体験終了後には、参加者から寄せられた「なぜキーパーは目隠しをしないんですか」「プロになるにはどんな練習をしたらいいですか」「ブラインドサッカーをするにあたって心がけていることはなんですか」「目が見えないと困ることはなんですか」などの質問に選手が答え、ブラインドサッカー体験会は終了しました。

 体験会参加者は「目が見えなくても音でサッカーが出来ると知って驚いた」「いつもやってるサッカーと違って、蹴らなければいけない時にボールがどこにあるかわからなくて大変だったけど面白かった」と感想を話しました。