荏原平塚学園で茶道教室を実施

更新日:令和4年6月21日

目を閉じて三毒をなくす写真 貪瞋痴について説明する先生 お茶を点て、飲む生徒の写真
茶道教室全体の様子 お茶を点てる手元の写真 先生の説明を聞く様子 
わびさびについて映像で学ぶ写真 わびさびについてメモを取る写真 お盆と和菓子と茶筅の写真


 令和4年6月21日(火)、荏原平塚学園(平塚3-16-26)で茶道教室が実施され、生徒たちが「わびさび」について学びました。

 当教室は毎年全学年の生徒が受講しているもので、日本の伝統文化の作法を身に着け、自国について学び、海外の人に紹介できるようになることを目的に実施されました。

 当日は新型コロナウイルス感染拡大防止のためクラスを半分に分け、映像を視聴する班と茶道を学ぶ班に分かれて交代で実施されました。
 はじめに、正座で手をついて一礼し、「よろしくお願い致します」とあいさつ。お盆の上にはお茶を点てるために必要な茶筅(ちゃせん)や昔の人が持ち歩いていた懐紙(かいし)、梅雨の季節に咲く花「鉄線」に似せて作った和菓子が並べられ、講師の先生から茶道の道具説明を受けた後に、「貪瞋痴(とんじんち)」について学びました。「貪瞋痴」とは、仏教において人間が持つ3つの悪徳を表す言葉で、「」はものを欲し執着する心、「」は怒りや妬み、恨み嫌悪する心、「」は無知で愚かな心を表しています。
 生徒たちはお菓子を手に取り鑑賞し、花から想定される季節に思いを馳せてからお菓子を食べ、お茶の点て方や飲み方を教わりました。お茶を飲み終わった後は約5分間瞑想して自分と向き合い、心を整えました。最後には再び手をついて「ありがとうございました」と一礼。茶道の作法や心得などを学びました。

 教室では「わびさびってなんだろう?」をテーマにした動画を視聴。海外と日本を比較した感性や文化の違いが説明され、わびさびについて解説されました。生徒たちはわびさびについて学んだこと、感想などをレポートにまとめ、茶道教室は終了しました。

 体験した生徒は、「おいしいお菓子とお茶を喫することができ、茶道の方法も学べ、今後に活かせる知識を学べてよかった」「わびさびで完璧を求めすぎないことが大事だと知りました」と感想を話しました。