アイスランドから学ぶSDGsを開催

更新日:令和4年6月23日

大使と話を聞く参加者
川田名誉教授あいさつ ヨハネソン大使 話を聞く参加者
オンライン配信 スクリーン 講演広め
対談広め 大使とファシリテーター 大崎図書館のコーナー

 アイスランドから学ぶSDGs~自分ごととするために~が、令和4年6月23日(木)、品川産業支援交流施設「SHIP」で開催されました。

 この講演会は、品川産業支援交流施設「SHIP」と大崎図書館の共催で実施。再生エネルギー活用大国でもあり、世界で一番ジェンダー平等のアイスランドについて学ぶことで、今後の日本が取り組むべきことを考えるきっかけににすることが目的です。この日は、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、会場での対面とオンラインを併用しての開催となりました。

 はじめに、(一財)品川ビジネスクラブの前理事長で、東京都立産業技術大学大学院の川田 誠一名誉教授が「この講演会を契機として、アイスランドの人々・社会・経済・文化に関する理解が深まり、日本とアイスランド間の親善・交流が深まることを願っています」とあいさつ。
 駐日アイスランド大使館のステファン・ホイクル・ヨハネソン大使が講師となり「ジェンダー平等な社会を目指して」をテーマに講演。アイスランドは、世界経済フォーラムによる男女平等指数ランキングで12年連続1位を記録しており、ヨハネソン大使はアイスランドがどのように男女平等の社会を築いていったのかを説明。また、アイスランドは男性も女性も育児休暇をしっかり取得できるなど児童福祉も充実しており、それにより出生数がのびていることも話し、会場の皆さんはメモを取るなど熱心に講演を聞いていました。

 続いて、品川産業支援交流施設「SHIP」で活動している合同会社Smart Beの伊藤 宏美代表がファシリテーターとなり、女性起業家として起業に至るまでの考え方など、ヨハネソン大使とトークを展開。参加者からの質問に答えるなど、活発な意見が交わされました。
 ヨハネソン大使は「男女平等社会を目指すには男性の協力が欠かせません。男女平等の社会を進めることで男性の意識も変わり、アイスランドでは法の制定も進んでいます。男女平等社会の推進はより良い国をつくるための正しい選択だということを忘れないでください」と講演を締めくくりました。
 講演を聞いた参加者は「アイスランドは、閣僚が男女半数ずついることや女性が働きやすい社会が実現していると感じました。日本も男女平等の社会へ向けて、みんなができることを少しずつ考えて活動することが大事だと思います」と感想を話していました。