モンゴル高専卒業生がインターンシップの成果を発表

更新日:令和4年7月7日

集合写真
インターンシップで制作した製品を見せる学生 成果発表をする3人 スクリーンを使って成果発表
成果発表をする2人 画面を指さしながら発表 修了証を受け取る男性
商業・ものづくり課長による総評 神村電器の下村社長あいさつ 支援の会 理事あいさつ

 品川区内のものづくり企業でインターンシップを行ったモンゴル高専の卒業生が令和4年7月7日(木)、品川産業支援交流施設SHIP(北品川5-5-15)で成果発表会を実施しました。

 このインターンシップは、技術者不足に悩む区内製造業者の人材確保、技術者育成、事業の継続を支援するため、平成29年から実施している品川区とモンゴル高専が連携した科学技術交流事業の一つで、今年は計9人の卒業生が区内の5企業でそれぞれ実習を行いました。

 卒業生は、インターンシップで学んだことを、企業ごとのグループに分かれ日本語で発表。工場のラインの見学や関連会社への訪問、実際に機械を動かしての製作など、実習の内容を説明。
 「分からないことがあると、会社の先輩が優しく教えてくれました」「毎日たくさんのことを学べて、あっという間の実習期間でした」といった感想や、「日本語は難しいですが、コミュニケーションをとることがとても大事だと感じたので、もっと勉強したいです」「日本でもっとたくさん学んで、いつかモンゴルに帰ったときにしっかりと生かしたいです」と今後の目標を話していました。

 すべての卒業生の発表後、品川区商業・ものづくり課長は、「製造現場での実習を通して、いろいろな技術や製品に触れる機会が数多くあったと思います。インターンシップの経験を皆さん自身の成長に生かしてもらえれば幸いです」と総評しました。  また、”モンゴルに日本式高専をつくる支援の会”の中西 佑二 代表理事は、「今回のインターンシップでたくさんのことを学べたと思いますが、それは各企業が皆さんを受け入れるために苦労や工夫を重ねてくれた結果だということを忘れないでください。モンゴル高専と品川区のこの繋がりは、4年間の積み重ねの上に成り立っています。先輩方や後輩たちのため、また自分自身のために、これからも成長し続けて下さい」とエールを送りました。

<インターシップ生受入れ企業>
・藤村電器 株式会社
・株式会社 勝亦電機製作所
・株式会社 須長製作所
・山下電気 株式会社
・ファイン 株式会社