東大井児童センターで「0歳から始めるむし歯予防」

更新日:令和4年7月14日

講師の久家歯科衛生士
話を聞く親子 品川区の歯科保健事業の説明 資料を見る様子
子どもをあやしながら話を聞く 講師に歯ブラシを見せ質問 歯磨き粉の見本

 「0歳から始めるむし歯予防」が、令和4年7月14日(木)に東大井児童センター(東大井3-4-4)で行われました。

 この講座は、保健センターが行っている「むし歯撃退教室」のひとつで、むし歯にしない生活習慣の話や歯みがきの方法、歯みがき剤の使い方などのレッスンを行っています。1歳未満の乳児親子を対象にした「0歳から始めるむし歯予防」と「1歳児からの奥歯みがき講座」があり、この日は、0歳から1歳までの乳児とその保護者27名が参加しました。

 講師は歯科衛生士の久家 理恵さん。最初に児童センターの職員による手遊びが行われ、参加者たちの緊張をほぐした後、久家さんが、乳歯の生える順番や本数、時期などについて話しました。続いて、むし歯になりにくくするためには、歯を強くする、口の中を中性に保つ、むし歯菌を減らすことが大切で、そのためにフッ化物入りの歯みがき剤を使用する、ダラダラ食べ物を食べないなど、家庭で行える方法について説明。
 その後、0歳
からのむし歯予防として一番大事なのは「口を触られることに拒否感を持たせないこと」との話があり、歯みがきデビューの第1歩目は、大好きな音楽やふれあい遊びを活用し、少しずつ顔や口に触れられることから慣らす。お気に入りのぬいぐるみに歯みがきして見せるなど、歯みがきを楽しいと思わせる。第2歩目は歯が生えてきたら、指にガーゼを撒いて歯を触る、磨くというよりは歯みがき剤を塗るイメージで。第3歩目が上下4本ずつ生えてきたころから歯ブラシを使い始める。子どもが自分で磨く用、仕上げ磨き用、シリコン製など種類も素材もたくさんあるので、気に入るものを見つけて、楽しく歯みがきを続けていく事が大切だと話しました。
 最後に歯みがきの体勢、磨くときに気をつけるポイントを伝え、「ホームケアだけでなく歯科医院でのケアもあわせて行い、フッ化物などをうまく活用してください」と講座を締めくくりました。

 参加した方は、「上の子がいるのですが、もう忘れてしまっているので思い出せてよかったです」「歯みがき剤の量や力加減など、気になっていたことが聞けたので、すぐにでも実践しようと思いました」と話していました。


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