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区民プロデュース型講座「三味線音楽体験講座 和楽の響き」を開催
更新日:令和4年8月3日
区民プロデュース型講座「三味線音楽体験講座 和楽の響き」の初回を、令和4年8月3日(水)に東品川文化センター(東品川3-32-10)で開催しました。
区民プロデュース型講座・講演会とは、生涯学習の推進に関する学習や文化芸術活動の推進に関する学習など、広く区民の生涯学習活動を支援するため、区にかわって自主的に企画・運営ができる団体を区が公募し、開催しているものです。
今回の講座は、長唄 吉住会の会員である吉住小しなさんが講師を務める”こしな会”の運営で実施。全5回の講座で三味線の演奏を体験し、最終日には、合奏をすることを目指しています。
はじめに、小しなさんが三味線の概要について説明。三味線は大きく分けて棹(さお)の太さで「細棹」「中棹」「太棹」の3種類があり、それぞれ音色が違うことや、三味線は弦を弾いて音を出すだけでなく、銅の部分が太鼓になっている”弦打楽器”と表現されることなどを話すと、受講者は真剣に聞き入っていました。
続いて、棹を握る左手を滑りやすくする役目の指すりを付け、撥(ばち)の持ち方を教わり、三味線を構える皆さん。ほとんどの方が初めての三味線体験だったため、初めこそうまく持てない様子でしたが、小しなさんや補助講師を務めた小代園(こよその)さん・小都(こと)しなさんが一人ずつ丁寧に指導していくと、なかなかの姿勢になりました。小しなさんは自分の後ろにある鏡を指し、「自分の姿をしっかり見て、美しい構えを心がけることがいい音を出すことにつながります」とアドバイスしていました。
その後は、撥を使って音を出す練習です。受講者は、うちわを仰ぐように、力を抜いて垂直に打ち下ろすようにと教わり、思い思いに三味線の音色を楽しんでいました。
最後に、小しなさんと受講者の簡単な掛け合いに挑戦し、初回の講座は終了しました。
受講者は「家に母の形見の三味線があるのですが、私は触ったことがありませんでした。その三味線がどんな音色を奏でるのか知ってみたくて、今回の講座に参加しました。教え方も丁寧なので、最後まで楽しく頑張れそうです」と笑顔で話していました。