品川区の観光施策について 区職員が特別授業

更新日:令和4年9月7日

講師の話を聞く児童たち全体
座って講師の話を聞く児童たち 講師の観光係の職員 真剣に講師の話を聞く児童2人
区のイメージを説明する講師 会場全体を後ろから 資料を見ながら講師の話を聞く児童
講師に質問する先生 講師とハタチの龍馬 児童に挨拶するハタチの龍馬

 大井第一小学校(大井6-1-32)で、令和4年9月7日(水)、6年生を対象にした特別授業「品川区の観光施策について」が実施され、講師を文化観光課の職員が務めました。

 この授業は市民科プロジェクト学習として実施。「教科での学びを実社会で活用」をコンセプトに、家庭や社会における自己の役割を理解し、社会的な行動力の基礎を身につけることが目的。2、3学期は、品川区の観光業における課題の解決を目指す「私たちの地域 品川の魅力発信プロジェクト」として、学校から近い「大森貝塚遺跡庭園の来園者を増やすためにはどうしたらいいか」を子どもたちが考え、11月に発表することになっています。今回は1回目の授業として、現在、品川区で行われている観光施策などについて学びました。

 最初にしながわ観光大使(見習い)の「ハタチの龍馬」としながわ観光大使の「シナモロール」を紹介。続いて、品川区の人口や面積、駅や商店街の数、区内外の人がイメージする品川区について、数字を交えわかりやすく説明。区の基本的知識を学んだうえで、観光について考えていきます。
 まずは、観光施策の全国的な動向や、コロナ以前と現在(コロナ禍)の違い。そして、なぜ区役所が観光施策を行っているのかを説明した後、子どもたちに品川区の観光資源だと思うものはありますかと、問いかけました。子どもたちからは「戸越銀座商店街」「広島から持ってきた平和の灯」「大森貝塚」「しながわ水族館」などと、次々と意見があがりました。講師は、その他にも区内には目黒川をはじめとする魅力ある水辺や歴史的な名所旧跡、公園、神社など、たくさんの観光資源があります。そのような観光資源を区民や、区外の人に知ってもらうためには、区役所だけでなく観光協会や店舗・事業者、区民の皆さんにも協力してもらい観光施策を行っていく必要がありますと話しました。
 次にしながわの観光の課題として、多くのお客さんが長時間過ごせるような名所がないことや、魅力ある水辺環境を活用しきれていないことなどをあげました。それぞれの課題に対し実際に行っている、おまつりなどのイベントやキャラクターを活用した情報発信、ニーズの把握をするための調査などを紹介し、解決策の考え方を示しました。
 最後に、これから子どもたちが考えていく「大森貝塚遺跡庭園」について説明。貝塚とはなにか。いつ、誰が、どのように発見したのか。すでに実施している大森貝塚に関する観光施策にはどんなものがあるかの説明が行われた後、PR動画を視聴。みんな真剣にスクリーンを見つめていました。動画終了後はしながわ観光大使(見習い)の「ハタチの龍馬」が登場。みんな一斉に笑顔になりました。
 
 子どもたちは「品川に住んでいるけど、初めて聞くこともあって、知ることができてよかった」「自分もなにか、品川の役に立つことができるように、がんばろうと思った」と感想を話していました。