区内在住の昭和27年4月2日から昭和28年4月1日までに生まれた方3,492人を対象にした、品川区シルバー成年式を令和4年9月17日(土)、スクエア荏原(荏原4-5-28)で開催しました。

　シルバー成年式は、70歳の古希を迎える区民の方を対象に、新たな気持ちでこれからの人生を楽しく歩む契機となるよう、敬老の日にちなんで9月のこの時期に毎年行われており、今年で29回目。今年は、品川区民憲章制定40周年を記念しての開催となりました。

　記念式典では濱野区長が「区では、皆さま方が住み慣れた地域で安心して暮らし続け、ご活躍いただけるための仕組みづくりや場の提供に取り組んでおります。本日の第二部の記念講演では、フレイル予防をテーマに、心身ともに健康でいるためのお話しと体操のコーナーがございます。ぜひ、楽しい時間を過ごしていただきながら、皆さまの今後の活力の一助となれば幸いです」とあいさつ。また参加者を代表して、奥山 晃さんが、長寿社会への抱負を述べました。

　第二部では、東京都健康長寿医療センター研究所 東京都介護予防・フレイル予防推進支援センター副センター長 植田 拓也さんによる「GO TO 健康長寿！～今日から何する？？～」と題した講演と、介護予防による地域づくり推進員（理学療法士）伊藤 滋唯さんによる「フレイル予防体操～ちょこっとずつ、気軽に続けられる体操のご紹介～」が行われ、健康長寿のための3つの柱とフレイル予防に効果的な体操が紹介されると、参加者たちはメモを取ったり、一緒に簡単な体操をしたりと、熱心に話を聞いていました。また、イベントホールには「フレイル予防体操体験コーナー」「認知症情報コーナー」「耳の聞こえ相談コーナー」などのブースが設けられ、多くの皆さんが体験、相談を行っていました。

　参加者たちは「健康のためになる話を聞くことができて良かったです」「明日からさっそく意識して過ごそうと思います」と感想を話していました。