リニアでつながる品川区×飯田市 品川学園と和田小学校の児童がお茶の販売で交流

更新日:令和4年9月24日

お茶を販売する両校の児童
両校の児童が初対面 区内のツアーガイド ツアーの様子
仲良くなった児童たち 品川学園の児童が描いた絵を鑑賞 みんなで校内を移動
手書きのチラシを張る 販売したわだっ子茶 お茶のパックを持って記念撮影
呼び込みする児童 接客する児童とお茶を買う客 お茶の販売会場広め

 区立品川学園(北品川3-9-30)の5~6年生と、長野県飯田市立和田小学校(飯田市南信濃和田1165)の3~4年生が、令和4年9月24日(土)に品川法人会館(南品川2-7-6)で、飯田市で収穫された茶葉を販売しました。

 両校はリニア中央新幹線の駅が地元にできる縁で、“ご近所さん”として昨年よりオンラインでの交流を行い親交を深めてきましたが、両校の児童が対面するのは今回が初となります。

 和田小学校の児童8人や保護者、学校関係者が品川学園に到着すると、同学園の児童8人がツアーガイドとなって校内を案内。この日のために児童たちは校内の案内場所や案内文を自ら考え、「SHINAGAWA GAKUEN」と書かれた小さな旗を持って教室や音楽室、アリーナなどを案内しました。

 その後、会場を品川法人会館に移し、両校の児童が一緒に飯田市のお茶を販売しました。このお茶は、和田小学校の児童が収穫・製茶・袋詰めを行った「わだっ子茶」。同校では、地域の特産の1つであるお茶を通じて地域への愛着を深めることなどを目的に、茶畑を借りて毎年収穫体験や販売を行っており、販売会のチラシも和田小学校の児童が作りました。
 お茶は、1袋50グラム入りで計250袋を用意し、1袋300円で販売。両校の児童たちは「今日限定販売のお茶はいかがですか」「とっても美味しいお茶ですよ」と大きな声で商品をアピールし、お客様には「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と、接客も上手にできていました。
 和田小学校の児童は「自分たちが摘んだお茶がいっぱい売れたのでうれしいです」と笑顔を見せ、品川学園の児童は「みんな元気に販売していて楽しかったです」と感想を述べていました。
 
 品川学園の荒川校長は「このような活動を通して、品川区と飯田市の交流が深まっていけばと思います。学校だけではなく地域や自治体などと一緒にいろいろな活動ができると、子どもたちにとって良い経験になります」と話し、和田小学校の河西校長は「今度は品川学園の子どもたちが和田小学校を訪れるなど、交流を深めながらお互いの良さを理解しあえたらと思います」とこれからの展望を話していました。