立正大学環境ワークショップSDGsゲームを開催

更新日:令和4年9月25日

会場全体
話を聞く子どもたち 講師の後藤教授 大喜利を考える子ども
大喜利を発表する子ども みんなでSDGs大喜利の説明をうける子どもたち 大喜利を相談する親子
クイズを考える子どもたち 子どもたちを見守る保護者と立正大学の学生 親も子もクイズをみんなで考える
  
 立正大学環境ワークショップSDGsゲームを、令和4年9月25日(日)に、環境学習交流施設エコルとごし(豊町2-1-30)で開催しました。

 このワークショップは品川区内にキャンパスを持つ立正大学の学生と子どもたちが一緒に「SDGs」について楽しみながら学ぶ講座で、小学生の親子14組28名が参加しました。講師は立正大学研究推進・地域連携センター長 地球環境科学部環境システム学科の後藤教授。学生の皆さんが子どもたちのサポートを行います。

 初めに、講師の後藤教授が、「持続可能な開発目標(SDGs)」とは何か、私たちの暮らしにどんな影響を与えるのか、自分たちがどんな行動をしたら目標を達成できるのかなどを、「冷蔵庫を開ける時間は30秒と3秒で、どちらが環境に良いと思うか」と、例を挙げながら、子どもたちにわかりやすく説明しました。

 SD
Gsについての話を聞いた後は三つのグループに分かれ、「SDGs大喜利」と「SDGsすごろく」に挑戦します。
 「SDGs大喜利」では、17の目標の中から自分で選んだ目標を「お題」として、大喜利を行います。小学校低学年の子どもが多かったため、洒落や面白さは過剰に求めず、SDGsがわかりやすくなる言葉を考えることに重点が置かれ、子どもたちは一生懸命考えていました。親御さんも一緒に考えます。そして、いくつかの目標について考えがまとまったら、グループ内で発表。一人が発表するごとに、講師とグループのみんなから拍手が送られます。
 「SDGsすごろく」は国連広報センターが作成した、子どもも大人も楽しく遊びながら、SDGsを学べるすごろくです。ルールは簡単。サイコロを振って出た数だけコマを前に進め、SDGsの17の目標のいずれかのマス目で止まったら、SDGsに関するクイズに答えます。正解を答えれば、もう一度サイコロを振ることができます。「2030」のゴールにたどり着いたら、最後のクイズに挑戦。正解できたら上がりです。間違えた場合は次の順番が来るまで待ち、再度クイズに挑戦となります。今回はエコルとごし特別バージョンとして、立正大学の学生たちが常設展示「トイカケのジカン」で展示されている、品川区に関係のある内容からクイズを作成しました。子どもたちはサイコロ振って駒を動かし、SDGsの目標にマス目に止まると「やったー。答えるぞ」と意気揚々とクイズに挑戦し、普通のマス目に止まれば、「残念。クイズがしたかった」とSDGsについて学びながらすごろくを楽しみました。

 最後に講師の後藤教授が「ご家庭で食事をするときに、食材などの背景や環境について、少しでいいので会話をしていただきたいと思います。意識をして行うことで、未来を担う子どもたちの考え方が育まれ、SDGsの目標を達成していくことにつながっていくと思います」と話し、講座は終了しました。

 参加をした親子は「楽しかったです。前に子どもがフードドライブに参加し、夏休みの自由研究の題材をSDGsにしました。それから、電気をこまめに消すようになり、食事も残さなくなりました」「フードドライブに参加したり、小学1年生でもできるSDGsを考えました。海岸の清掃にも行きました。また、イベントがあったら参加したいです」と感想を話していました。