品川区男女共同参画推進講座を開催

更新日:令和4年10月19日

講演会場広め
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会場広め 講師とオンライン用カメラ オンライン用PC

 令和4年度 品川区 男女共同参画推進講座が、令和4年10月19日(水)、男女共同参画センター(小山3-22-3)で開催されました。

 この講座は、男女共同参画社会の実現に向けて考えるきっかけとなることを目的に、全2回実施。講師は東京財団政策研究所理事長で、清泉女子大学の元学長・名誉教授でもある門野 泉さん。テーマは「問題劇『終わり良ければすべて良し』の謎を解く」です。

 1回目のこの日は、16~17世紀の劇場の様子や当時の社会システムなどについての話から講座がスタートし、その後シェイクスピアの「終わり良ければすべて良し」の元となった昔話について解説。昔話のストーリーは、主人公の女性が、思いを寄せる伯爵と結婚するために努力し、その姿に伯爵も女性を尊重し最後は結婚するというハッピーエンドです。シェイクスピアはこの昔話を、“結果が全てでプロセスは関係ない。終わり良ければすべて良し”という考えを持ち、目的達成には手段を選ばない主人公の女性と、不誠実な伯爵が結婚するというストーリーにアレンジ。講師が問題劇「終わり良ければすべて良し」をダイジェストで説明すると、参加した皆さんはメモを取りながら興味深そうに話を聞いていました。
 最後に講師から「この二人にとって結婚までのプロセスが何だったのかいろいろな意見があると思います」と参加者に問いかけ、問題劇を通して男女がお互いに尊重し認め合える関係を作るにはどうすればよいのかを考える講座となりました。