消費生活教室「だし薫る削り節体験 食品廃棄ゼロ”もったいない”から始めよう」開催

更新日:令和4年10月26日

鰹節を削る写真
株式会社日本アクセスさんの講義 スライドの写真 企業の取り組みを紹介する
カツオ解体君を使って説明 鰹節の削り方 カツオを削る手元の写真
だしとふりかけ エシカル消費についての講義 資料を見る手元


 令和4年10月26日(水)、中小企業センター(西品川1-28-3)にて「消費生活教室 だし薫る削り節体験 食品廃棄ゼロ "もったいない"から始めよう」が開催されました。

 当講座は、10月の食品ロス削減月間に合わせ、食品ロスについて考えるきっかけづくりを目的に開催されました。株式会社日本アクセスや株式会社にんべんの担当者が講師を務め、参加者が食品ロス問題について考えました。

 まずは、区内企業である株式会社日本アクセスのサステナビリティ推進課の田近さんが、食品ロス削減への取り組みについて説明。買い物をするうえで心がけること、時短ができ食品ロスにもつながるおすすめの商品など、食品販売会社ならではの視点で食品ロスにつながるヒントを紹介しました。
 その後、株式会社にんべんの経営企画部の中村さんと大木さんが講師となり、同社製品のぬいぐるみ「カツオ解体君」を使ってカツオ漁の紹介や捌き方をはじめ、鰹節の製造過程を詳しく紹介しました。また、鰹節の削り方について説明後、参加者も本節を削り、削りたての鰹節の香りと味を確かめました。次に、鰹節でだしを取る際に気を付けるべきポイントを実演形式で紹介。「沸騰したら火を止めてから鰹節を入れる」「だしがらは絞らない」など、細かい手順が説明され、だしを取った後に廃棄されやすいだしがらを使った鰹節のふりかけのレシピが紹介され、だしと一緒に参加者に配られました。参加者は黙食で味わい、笑顔でおいしさを共有していました。
 最後には、品川区消費者センターの小幡所長が「食品廃棄ゼロ もったいないから始めよう」をテーマに講義。普段の生活の中で商品やサービスを選ぶ際に、地球にやさしいか、人または地域を守って作られたものかなどを考えて購入・消費する考え方「エシカル消費」について説明し、普段の生活にエシカル消費を取り入れる大切さを問いかけました。また、食品サンプルや実際の商品を用いて、商品に付与されている様々な認証マークを紹介し、参加者は普段の生活の中で心がけること、今日からすぐに実践できる簡単なことなど、エシカル消費を続けるための多くのヒントを学びました。

 講義参加者は「地球や人、地域を守るためにこれからできることは何かが明確になったので、とても勉強になりました。楽しかったです」と感想を話しました。