エコルとごしフードロスDAY2022 トークイベント開催

更新日:令和4年10月30日

食品ロスについて説明する島本さん
島本美由紀さんの写真 講義の様子 参加者の手元写真
スライドの写真 コオロギクッキーとコオロギせんべいの写真 講義参加者の様子


 令和4年10月30日(日)、エコルとごし(豊町2-1-30)で「エコルフードロスDay 2022 ~島本美由紀さんトークイベント~」が開催されました。

 当イベントは、10月の食品ロス削減月間に合わせてフードロスについて考えるきっかけとすることを目的に開催。料理研究家であり、食品ロス削減アドバイザーの資格を持つ島本美由紀さんが講師を務め、食品ロス削減をテーマに講義を行いました。

 はじめに、島本さんは、なぜ食品ロスを減らさなくてはならないのか、このまま環境汚染などが進んだ場合の悪影響について解説。今の生活をそのまま続けると、遠くない未来で食品やエネルギーが足りなくなる恐れがあることについて説明し、食品廃棄が行われている現状や主な要因などをわかりやすく説明しました。食品を腐らすことなく使い切るコツを料理研究家の目線で紹介。傷みやすい食品の保存方法や冷蔵庫の中の整理方法、消費期限・賞味期限が見える収納の仕方、冷蔵庫内の効率の良い冷やし方など、幅広い視点で食品ロス削減のためにできることを提案しました。最後には昨年品川区が主催し、島本さん自身が特別審査員を務めた「もったいないレシピコンテスト」で集まった食品ロスを抑制するレシピ(もったいないレシピ)の受賞作品を紹介。本来なら捨てられてしまう食材を使ったレシピが複数紹介され、受講者は熱心に聞いていました。
 島本さんは「エコはこれからの未来につながる大切なことですが、まずは自分ができることから始めてみてください。食材を捨てずに食べきると罪悪感がなく、とても気持ちがよくなります。この講座で学んだことを、今日から少しずつ実践してみてください」と話しました。
 イベントの後半では、エコルとごし職員が人口増加に伴い動物性たんぱく質確保が難しくなり、代替え案として昆虫食の需要が高まっていることについて説明。最後にはコオロギクッキー、コオロギせんべい、タガメサイダーが試食として配布され、受講者は「意外とおいしい」「タガメサイダーは青りんごのような味がする」と感想を話し合っていました。

 受講者は「食品を節約するということは日ごろから考えてはいますが、今後は楽しみながらやりたいと思いました。野菜の食べられるところも捨てていて、野菜の皮も食べられることが分かったので今日学んだことを取り入れていきたい」「食品ロスは自分の中でも課題だった。講義を受けて、冷凍する方法など様々な提案をもらって助かった。食品ロスを少しでも出さないようにしていきたい」と感想を話しました。