外国人のためのエンジョイライフ講座 開催

更新日:令和4年11月11日

防災地図に書き込みをする参加者
防災地図で避難場所を確認する参加者 講義をする講師の井上さん 講師の話を真剣に聞く参加者
胸骨圧迫の説明を聞く様子 AEDの訓練を行う様子 初期消火訓練の様子

 "外国人のためのエンジョイライフ講座”の第1回を、令和4年11月11日(金)に品川区国際友好協会で開催しました。

 これは品川区で生活する外国人のための全3回の講座。英語と中国語の通訳があり、いろいろなテーマを学ぶことで品川区での生活を理解し、楽しく暮らすためのヒントになればと、公益財団法人 品川区国際友好協会が実施。毎年、この時期に行われており、今年度で3回目となります。

 第1回目は「防災」がテーマ。
 最初に、株式会社サイエンスクラフト コンサルタントの井上徹太郎氏が講師となり、「地域の災害を知る(地震災害)」について講義が行われました。まずは、地震が発生した際の被害や影響。品川区の被害想定についての説明があり、過去の熊本地震や兵庫県南部地震の建物崩壊や延焼火災、室内が散乱した写真が画面に映し出されると、参加者たちは真剣に見つめていました。続いて、地震から身を守る方法。自宅いた場合、外出先にいた場合など、シチュエーションに合わせてどのような行動をとるべきかについて学びました。最後は、日頃からの備えについてです。一時集合場所と区民避難所の違いを学んだ上で、防災地図で自分の家や避難所の場所を確認。ライフラインの復旧までの日数、物資の備蓄、室内の安全対策などが説明されると、参加者たちは頷きながらメモを取っていました。
 続いて、防災体験館へ移動し、防災訓練。消火器の使い方、火事にあったときの避難の方法、胸骨圧迫とAEDの使い方について説明を受け、それぞれ体験しました。参加者たちは「避難場所の確認や防災グッズの準備など、普段の生活の中でとても重要だと思いました」「避難訓練の重要性を感じました」「いろいろなことを知ることができてとても有意義でした。特に周りのコミュニティとコンタクトを取っておかないといけないのがわかったので、それをやっていきます」と感想を話していました。

 この講座は今後、第2回は「ごみとリサイクル」、第3回は「品川区での生活 防犯・保健・施設の利用」」をテーマに行われる予定です。
 品川区国際友好協会は今後も、多様な国際交流の推進と外国の方々に開かれた地域社会づくりを通じて、暮らしが息づく国際都市品川の発展に寄与することを目指し、さまざまな取り組みを行っていきます。

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