認知症サポーター ステップアップ講座を開催

更新日:令和4年11月18日

演劇形式で認知症の方への対応を学ぶ
講師を務めた新井湯の職員 若年性認知症に関する講義 メモを取る参加者
新井湯の皆さん グループワーク中の会場 意見を交わし合う参加者


 認知症サポーター ステップアップ講座を、令和4年11月18日(金)に区役所講堂で開催しました。

 認知症サポーターとは、認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族に対して温かい目で見守る“応援者”で、全国に約1,400万人います。認知症の人への声かけなど直接的なお手伝いだけではなく、認知症の人やその家族の気持ちの理解に努め、また、学んだ知識を家族や友人に伝える活動なども行っています。

 本講座は、認知症の症状や接し方等の基礎知識を学ぶことを目的とした認知症サポーター養成講座を受講した方向けのもので、より深い学びを得ることを目的としています。

 講師を務めたのは、有限会社 新井湯(旗の台4-5-18)の皆さん。はじめに若年性認知症について説明しました。
 若年性認知症の定義として、65歳未満で発症した場合を指すことや、人口10万人あたり50.9人の有病率で平均発症年齢は54.4歳など、基本的なデータの紹介のほか、受診が遅れる・男性に多い・経済的な問題が大きいなど、高齢者認知症との違いについて説明があると、会場の皆さんは真剣な様子で耳を傾けていました。

 続いては、まちで認知症が疑われる高齢者を見かけたら、どのように声をかけるのかを寸劇形式で実演。まず、新井湯の皆さんが悪い例を演じ、それに対し何がいけなかったか、どうしたら良かったかをグループに分かれて話し合いました。
 その後、グループの代表者が実際に寸劇に参加し、話し合った意見を元に高齢者役の講師に声かけを行いました。4つのグループの代表者がそれぞれの方法で見事な対応を見せると、大きな拍手が送られました。

 最後に認知症による行方不明者の現状についての講義が行われ、この日の講座は終了しました。