令和4年度 しながわくの魅力発見ツアー「しながわ鉄道あるき~鉄道開設と近代産業跡地を訪ねる~」開催

更新日:令和4年11月20日

説明する職員と参加者
大井町駅で集合する写真 まちを歩く様子 旧大井町変電所を見る参加者
明治記念館を見学する参加者 画像で説明する様子 品川硝子製造跡を見る参加者
品川硝子製造所跡で説明を聞く参加者 井上勝の墓を見学する参加者 メモを取る参加者の手元

 令和4年度しながわくの魅力発見ツアー「しながわ鉄道あるき~鉄道開設と近代産業跡地を訪ねる~」が令和4年11月20日(日)に実施され、18人が参加しました。

 当事業は、歩いて区の魅力を見つけ、地域への愛着を深めることを目的に実施しています。鉄道が開通して今年で150年。日本で初めて鉄道が走った新橋から横浜間の鉄道開設に先立ち、品川から横浜間が仮開設していた歴史を持つ品川区。その鉄道開設に関する文化財や近代産業関連施設各所をめぐるガイドツアーです。

 参加者は3班に分かれ、大井町駅を出発。ガイドが話す説明をイヤホンで聞きながらまちあるきが始まりました。旧大井町変電所から始まり、かつて鉄道車両の車体用塗料を製造していた日本ペイント株式会社の工場や、煉瓦造りで区内に現存する最古の洋式建造物のひとつである明治記念館、鉄道敷設により移設を余儀なくされた東海寺など、鉄道に関わりの深い場所をめぐりました。その後、旧品川県庁、官営品川ガラス製造所跡などを回り、最後は今回のツアーのメインである井上勝の墓を見学。鉄道の父と呼ばれ、伊藤博文や大隈重信と一緒に鉄道開通に尽力した井上勝は、「死後も鉄道の看守でありたい」と、東海道線と日本鉄道線(現在の山手線)に挟まれた東海寺大山墓地に自身と家族の墓を設けたことなどが解説されました。参加者はメモを取りながらガイドの説明を熱心に聞いていました。

 参加者は「品川生まれ品川育ちですが、行ったことがない場所や知らない場所がたくさんあり、とても楽しかったです。次回もぜひ参加したいです」「説明もとても分かりやすく、参加してよかったです」と感想を話していました。