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桂宮治さんらによる朗読劇 しながわを巡る「噺・話・噺」
更新日:令和4年11月27日







”しながわを巡る「噺・話・噺」”が、令和4年11月27日(日)にスクエア荏原(荏原4-5-28)で開催されました。
このイベントは(公財)品川文化振興事業団が主催し、品川区出身の脚本家稲田和浩さんが脚本・演出を務め、品川を舞台とした演目を品川区出身・在住の落語家桂宮治さんと八潮高校出身の俳優酒井麻吏さんが演じた品川づくしの朗読劇です。桂 小すみさんの三味線、松本 浩和さんの尺八の演奏が劇に華を添えました。
第1部では、稲田 和浩さん原作の時代小説「そんな夢をあともう少し」より、”紅葉狩り”を披露。茅場町に長屋を持つ大家が、長屋に住むみんなを誘い、品川まで紅葉狩りに行くという、秋ののんびりした一日を描いた物語です。個性豊かな登場人物たちを宮治さんが感情たっぷりに演じ分け、その見事な語り口に来場者は聴き入っていました。
続く第2部では、落語の演目"品川心中"を上演しました。なじみの客から道連れを選び心中を計る女郎のお染を、女優の酒井麻吏さんが舞台中央で演じ、宮治さんの朗読と合わせて物語は進行。随所では三味線や尺八の音色が舞台に彩りを加え、酒井さんと宮治さんの息の合ったやり取りに、来場者は魅了されていました。
終演後、落語のファンだという女性は「落語家の方が落語の朗読をする、というだけでも新鮮なのに、そこに女優さんや和楽器の演奏が加わって、とても素晴らしい舞台でした」と満足そうな様子でした。