地震に備えペットとの避難を考える 「しながわ防災学校 ペット×防災 」を実施

更新日:令和4年11月26日

講師の平井さん 参加者広め メモを取る手元
ペットを連れて避難するポイント 資料を見る参加者 講義を聞く参加者たち
ミッションを確認 誘導マップを校門に貼る 犬専用スペースを作る
犬の人形と参加者 ミッション終了を確認 講評

 「しながわ防災学校 ペット×防災 ~地震に備えペットとの避難を考えよう~」が、令和4年11月26日(土)に、区立浜川中学校(東大井3-18-34)で開催されました。

 このイベントは、災害時にペットと同行避難する場合の注意点を学習するとともに、日ごろから災害に備える必要性を知ることが目的です。
 
 前半の講義では、NPO法人ANICE(アナイス)代表の平井 潤子さんが、「災害時のペットのこと 考えていますか?」をテーマに講演。地震や台風など、災害によって避難行動が違うことや、ペット同行避難はどのように行うべきなのかを、過去の事例を挙げながら分かりやすく説明。「ペットを助けるためには自分が助からなければいけません。基本的な避難方法だけではなく応用を考えながら、ペットとともに安全が確保できる行動を取りましょう」などと話し、参加者はメモを取りながら熱心に話を聞いていました。

 後半は、ペットと同行して避難所に来た参加者が、自らペットとの避難所を運営するワークショップを実施。これから来る同行避難者への避難場所指示、犬専用スペースの確保、キャリーバックに入れた猫の保管など、さまざまなミッションをクリアしていきます。
 ワークショップ終了後に講師が、「避難所には飼い主とペットだけではなく、ほかの避難者も大勢います。トラブルを回避するためにも、お互いに助け合いながらペット飼育スペースを運営していきましょう」と講評しました。

 参加者は「ペットと一緒に避難する方法にもいろいろあり、避難所によってはペットを連れて行ってもいいことを初めて知ったので、とても勉強になりました」「ペット飼育スペースの運営体験では、右往左往してしまいましたが、皆さんが協力してくれたのがうれしかったです」と、感想を話していました。