大原小学校 「サイエンスマジックショー」で児童が笑顔に

更新日:令和4年12月13日

ブロワーで風船を浮かせる実験
笑顔の子どもたち マジックを披露するキャラメルマシーン ステージ広め
先生がアシスタントになって水がこぼれないマジック 先生がアシスタントになって自然に風船が割れるマジック ブロワーでお椀を浮かせる実験
児童がアシスタントになってテーブルを浮かせるマジック 児童がアシスタントになって空気砲の実験 笑顔の児童たち
 
 大原小学校(戸越6-17-3)の全校児童を対象に、お笑いコンビがサイエンスマジックを披露する特別授業が、令和4年12月13日(火)に行われました。

 この教室は、東京都の「子供を笑顔にするプロジェクト」の一環として実施。新型コロナウイルス感染症の影響により、学校生活でさまざまな制約を受けている子どもたちが、「見る・聞く・触れる」の体験を通して笑顔を取り戻すことが目的です。

 この日、マジックを披露したのは、コメディとマジックを融合させたお笑いコンビの「キャラメルマシーン」。独特の動きや簡単なマジック、軽快な話術に、始まるとすぐに子どもたちから笑い声が起きていました。

 「紙コップの中に入れた水が、コップをひっくり返しても落ちてこないマジック」と「風船が自然と割れるマジック」は、学校の先生がアシスタントを担当。水が落ちてこないマジックでは、水を入れた後に携帯トイレなどに使用する高分子ポリマーを入れて水を固め、風船が割れるマジックでは、レモンに含まれる成分でゴムを溶かす「リモネン」をかけたとネタばらし。携帯トイレの必要性や、海洋ごみとなるゴムを「リモネン」で溶かすなど、科学とマジックだけではなく、防災や環境問題にもついても説明しました。

 また、児童代表がアシスタントとなり、ブロワーで吹いた上向きの力と重力が均等になったとき、お椀や風船がその場で浮く実験も実施。唯一、ネタをばらさなかったのは「テーブルが浮いて動くマジック」。アシスタントを務めた児童は「すぐ近くで一緒にマジックを披露したのに、どうして机が浮いているのか全然分からなかった」と感想を話していました。

 最後に、空気砲でドーナツ状の煙を作る実験や、大きなカードを使った本格的なマジックもあり、子どもたちの笑顔があふれる時間となりました。