”ジージョくんのいっぽ” 大崎高校防災部で「避難所運営ゲーム(HUG)」を実施

更新日:令和6年1月20日

課題について検討している画像
講師を務めた橋本さんの画像 橋本さんが講義している画像 橋本さんの講義を聞いている生徒たちの画像
話し合っている生徒たちの画像 対策を検討している画像 生徒が発表している画像

 防災普及啓発強化事業”ジージョくんのいっぽ”の一環として、「避難所運営イメージゲーム(HUG)」を令和6年1月20日(土)に東京都立大崎高等学校(豊町2-1-7)で実施しました。

 この取り組みは、次代の防災の担い手となる若年層に対する直接的な防災啓発や地域の共助の担い手の拡大、地域防災対策の課題の新しい目線からの見直しなどを目的に実施。今回の「避難所運営ゲーム(HUG)」では、高校生たちが自分たちにできることを考え、避難所生活・運営を自分事として捉えることなどを想定しました。

 講義はしながわ防災学校の講師が担当。初めに、地震災害時の対応の流れや避難所開設・運営の基本とイメージを、能登半島地震なども踏まえつつ解説し、続いて、被災者の対応を考える「避難所開設・運営イメージゲーム(HUG)」を実施しました。
 
 ゲームには大崎高校防災部員と品川区防災課の職員が参加。最大震度6強の地震が発生したという想定のもと、居住スペース・トイレ・支援物資の3つの課題について発生しうる問題とその対策をイメージし、内容を付箋紙に書き出してグループで検討。各テーマの対策について発表した後には、講師から実際のケースで求められる対策が補足されました。

 参加した生徒は「私たちが災害が遭ったときには、配慮が必要なことがいろいろあると知り、簡単なものではないと実感しました。災害が起きたときに自分から動けるようになりたいと思います」「YouTubeなどでも情報収集はしてきましたが、今まで考えたことがなかったこともあったので、災害に対して考え直すきっかけになりました」と感想を話していました。