高次脳機能障害者サポーター養成講座を開催

更新日:令和6年1月24日

講義している会場の画像
講座がスタートした様子の画像 講師の小池先生の画像 受講生に参加動機を聞いている画像
映し出されている画像 身振りでコミュニケーションしている画像 参加者同士で話している画像

 高次脳機能障害者サポーター養成講座の初回が、心身障害者福祉会館(旗の台5-2-2)で令和6年1月24日(水)に行われました。

 この講座は、品川区障害者地域活動支援センター「逢(あえる)」が主催。高次脳機能障害に関する症状や制度への理解を深め、支援者として心構えやマナーなどを学ぶことで、高次脳機能障害者が住みやすい社会への一助になることを目的としています。
 講座は全5回で、初回のこの日は、埼玉県立大学保健医療福祉学部 作業療法学科の小池祐士助教が講師を務めました。

 前半は、高次脳機能障害者の定義や症状の説明、記憶障害等の症状がある認知症と高次脳機能障害との違いや、地域包括ケアシステムの概要、当事者団体への参加意義などについて講義が行われました。
 後半は、障害のある方と接するときに大切なコミュニケーションを考える目的で、受講者がペアに分かれて、言葉を使えない相手の意思を身振りから読み取る体験を実施。その後、大きく8つに分類される高次脳機能障害の症状について学びました。

 受講者は「家族に高次脳機能障害の者がいて、こういう講座があると知って受講しました。初めて聞くことなどがたくさんあって大変勉強になりました」「地域の子どもたちをボランティアで支援していますが、いろいろな障害への基礎的な知識や理解が深まればと参加しました。残り4回の講義も楽しみにしています」と感想を話していました。

 今後は、高次脳機能障害者への具体的な支援方法や症状ごとの支援例などを学んでいきます。