「伝統の技と味/しながわ展」を開催

更新日:令和6年1月27日

会場入り口の写真
草木染手織織物の写真 仏像彫刻の写真 表具の写真
江戸すだれの写真 漆工芸品の写真 お琴を演奏している写真
小澤商店の写真 商店街連合会コーヒー出店の写真 和裁グッズの写真
 
 『伝統の技と味/しながわ展』が、令和6年1月27日(土)・28日(日)の2日間、きゅりあんイベントホール(東大井5-18-1)で開催されました。

 これは区内で育まれた伝統と歴史をもつ、職人の技と味を多くの方に知ってもらうことを目的として毎年実施。品川区伝統工芸保存会と区の共催で行われる同イベントも、今回で33回目を迎えました。

 ブースは伝統の『技』と『味』に分けられて展示。『技』のブースでは、品川区伝統工芸保存会の江戸切子や提灯文字、日本刺繍、表具、漆工芸など、多様な匠の技を間近で見たり説明が聞けたり、さらに体験や製品の即売も実施。来場者は、普段目にすることのない、”職人の技”に目を見開いて興味津々でした。ワークショップ「ふれあい教室」では、江戸すだれや和裁、畳、漆工芸、表装などの職人が来場者に技術を指導。来場者の皆さんは、職人たちとのふれあいのなかで、ものづくりの楽しさを味わっていました。「職人さんを知ろう」と題したトークイベントでは、今回参加した職人が仏像彫刻や表具、陶芸、漆工芸について、その世界や技術などについて解説を行いました。

 『味』のブースでは区内の老舗や、しながわみやげが勢揃い。今回はイートインコーナーも設け、来場者は舌鼓を打っていました。
 また、特設のステージでは初日の開場とともに品川区邦楽連盟がお琴の生演奏を披露。

 職人は「コロナ禍がおさまり多くの人が来てくださり、本当にうれしい。子どもたちにも、ぜひ伝統の技術を知って欲しいですね」と話し、家族連れの来場者は「初めて見た伝統工芸の世界は新鮮でした。子どもも興味をもったみたいです」と感想を話していました。

<品川区伝統工芸保存会>
・仏像彫刻(榎本宣道)/・骨董修理(鎌田民夫)/・江戸切子(川辺勝久)
・和裁(釼持博・高橋紀子)/・日本刺繍(笹原木実)/・表具(佐野文夫)
・陶芸(島村ひかり)/・提灯文字(下田洋靖)/・理美容鋏製造(新保欽二)
・江戸すだれ(鈴木祐二)/・漆工芸(田中勝重・保井俊次)/
・金網(蔦勇作)/・東京手描友禅(成沢泰昭・木下順子)/
・東京桐箪笥(林正次・林英知)/・草木染手機織物(藤山千春・藤山優子)
・畳(松井雅治)
<伝統の味>
・小澤商店(お茶)/・ヨシナカブレッド(パン)/・御菓子処くらたや(和菓子)