「さわる絵本製作体験講習会」を開催

更新日:令和6年2月27日

完成した絵本を持って写真撮影する受講者の画像
講師のむつみ会の会員の画像 絵本を制作する手元の画像 絵本製作会場広めの画像
絵本製作に取り組む二人の受講者の画像 完成間近の絵本と受講者の画像 講師と話しながら作業を進める受講者の画像
会場全体の画像 完成した絵本を持つ受講者の画像 完成したさわる絵本の画像

 「さわる絵本製作体験講習会」を、令和6年2月27日(火)に品川図書館(北品川2-32-3)で開催しました。

 全4回のこの講習会は、さわる絵本の製作を体験し、その基礎を学ぶとともに、さわる絵本を製作するボランティアを育成することが目的です。

 さわる絵本とは、さわることで内容を把握できるよう布などで絵の部分を立体化し、本文は点字と大きめの活字で表記されている、視覚などに障害がある子ども用の絵本。品川図書館に所蔵している「さわる絵本」は、各地の視覚特別支援学校や公共図書館などを通じ、全国の視覚障害児に貸出しています。

 講師は、さわる絵本を製作しているボランティアグループ「むつき会」の会員。これまで受講者は人・犬・鳥が登場するという共通コンセプトのもと、ストーリーを自分で考え、登場キャラクターをつくってきました。4回目となるこの日は、絵本製作の最終段階。講師のアドバイスを受けながら、キャラクターをボンドで絵本に固定し、ストーリーが書かれた文字の上に点字シートを付けると、世界に1冊だけのさわる絵本が完成しました。
 
 参加者は、「子どもたちの笑顔を思い浮かべながら製作しました。皆さんの協力で素敵な絵本ができたのでうれしいです」と笑顔で感想を話していました。

 なお、講習会を修了した皆さんは、今後、品川・大崎図書館でさわる絵本を製作するボランティアとして活動する予定です。