伝統工芸の体験「仏像の絵付け」を実施

更新日:令和6年3月9日

絵付けを指導する職人と参加者の画像
指導する講師の画像 仏像の絵付けキットの画像 絵付けをすす参加者の画像
参加者と講師が一緒に作業する様子の画像 完成品の画像 完成品を持って写真撮影する子どもの画像

 伝統工芸の体験「仏像の絵付け」を、令和6年3月9日(土)に中小企業センター(西品川1-28-3)で開催しました。

 この体験教室は、品川の伝統工芸を楽しみながら体験することで、多くの世代にその素晴らしさを伝えることを目的に企画されました。

 品川区には伝統の技が今でも根付いており、その職人たちが昭和63年に品川区伝統工芸保存会を発足。現在、20人の会員が活動しています。

 今回の講師は、同会会員で仏像彫刻職人の榎本宣道(えのもと のりみち)さん。「仏像の絵付け」とは、石膏で作られたミニチュア仏像に色を付けていくもので、「だれもが仏像に触れ、仏様に親しむ機会になれば」と、榎本さんが考案しました。
 参加した皆さんは、榎本さんからアドバイスを受けながら黙々と絵筆を動かし、仏像と光背に思い思いの色を付け、色鮮やかな仏像を作り上げていました。

 参加者は「初めて体験したのですが、ご先祖様を思うような気持ちになりました。最初はイメージができなかったけど、思うままに描いていいと言われたので、思いっきり描くことができました」「服の色を左右で変えるなど、細かなところを工夫してみました」と、それぞれに感想を話していました。