認知症の人の視点を体験 「認知症VR体験型講座」を開催

更新日:令和6年3月23日

VRを体験する参加者の画像
会場広めの画像 説明する講師の画像 区職員の説明を聞きながらVRを体験する参加者の画像
VRのゴーグルを確認する参加者の画像 VRを体験する参加者のアップの画像 説明する講師と話を聞く参加者たちの画像

 認知症VR体験型講座を、令和6年3月23日(土)に荏原第五区民集会所(二葉1-1-2)で開催し、約30人が参加しました。

 この講座は認知症VRを体験することで、認知症への理解を深め、どのように寄り添い、向き合えばいいのかを考える目的で実施。講師は認知症フレンドリー講座認定講師のリー寿美子さんが務めました。

 はじめに、認知症の定義や、介護支援が必要とされる原因として認知症が最も多いことなどについて説明がありました。続いて、認知症の方の目線で「階段を降りる、バスの乗車、錯視が見える」という3つのケースをVRで体験。認知症の人の視界を通して、認知症の人の思いを疑似体験しました。
 リーさんは最後に「形はさまざまですが、皆さんもいつか大切な方と意思疎通が取れなくなるかもしれません。そのときに後悔しないよう、普段からもっと大切な方と話をし、気にかけ、寄り添うことを心がけてください」と講座を締めくくりました。

 参加者は「講座の内容がわかりやすく、当事者の話なども参考になりました。またVR体験を通して認知症の人がどんなふうに感じているかもよくわかりました」と感想を話していました。