戸越公園 冬支度クロマツに「こも巻き」

更新日:令和6年10月30日

こもまいている様子の写真
手元の画像 巻いている様子の写真 まきおわったまつ

 令和6年10月30日(水),区立戸越公園(品川区豊町2)で園内のクロマツを害虫から守る「こも巻き」を行いました。

 こも巻きは、松を害虫から守るための伝統的な駆除方法の一つで、寒さを感じるようになる立冬の前後に行われています。
 松の木の幹にわらを巻きつけ、冬の間、寒さの苦手な虫をわらの中におびき寄せておき、冬を越えた3月上旬の啓蟄(けいちつ)を前に「こもはずし」を行い、わらの中で越冬した虫の中から害虫を駆除します。
 例年、松の葉を食べるマツカレハの幼虫であるマツケムシや、笹の葉を食べるタケノホソクロバといった害虫を駆除しており、農薬を使わずに害虫を駆除することから、環境にやさしい害虫駆除方法だといわれています。